最近、痴漢冤罪の映画が話題になってますね。
悪いヒトを捕まえてちゃんと処罰してほしいけど
警察だって人間ですから間違うこともあるでしょう。
だけど、、、
冤罪で220万円の国家賠償名地裁、「窃盗無罪」の男性に (中日新聞)
名古屋市緑区の民家から現金を盗んだとして窃盗罪などで起訴され、
無罪判決を受けた愛知県東郷町の電気工事業青山崇さん(37)が
「検察官による違法な起訴や、裁判官の証拠保全請求の却下などで
多大な損害や苦痛を被った」として、国家賠償法に基づき国を相手に
二千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が十六日、名古屋地裁であった。
佐久間邦夫裁判長は「有罪判決を期待できるだけの合理的な根拠が
客観的に欠けているのにあえて起訴した」と起訴の違法性を認め、
二百二十万円の支払いを命じた。
起訴されることで仕事もできないし、人から後ろ指指されるし
それを訴えちゃっても弁護士代より安い賠償金じゃぁ
かわいそう過ぎますよね。
福島県の産婦人科医が訴えられている事件も知っていますか?
医療的なことなので難しい事件なんですが
現在ネット上に出ている情報をまとめると
前置胎盤のために普通分娩できない患者さんが
帝王切開のときに胎盤が癒着していました。珍しい症例です。
そのままだと炎症も起きるし、子宮の収縮の妨げになるので
クーパーという医療用のはさみを使って剥がしたら大量出血になってしまいました
患者さんは次の子供もほしいのでできるだけ子宮はとりたくない
そういう希望を持っていましたのでできるだけ子宮をとらない処置をと努力しましたが
出血は止まらず、最初に用意していた輸血も足りずに
子宮をとる処置に変えました
しかしそれでも力及ばず
患者さんが亡くなってしまったそうです。
そのお医者さんが
「最初から子宮をとっていれば死ななかったはず」
と、刑事告訴されているんです。
残念ながら患者さんは死んでしまったけれど
私にはこのお医者さんは悪いことをしているようには思えないんです。
>検察側の証拠は、(1)胎盤の癒着や程度が争点なのに「胎盤病理」や「周産期医療」の
>専門家ではなく「一般病理」や「婦人科腫瘍(しゅよう)」の専門家の供述や鑑定に基づいている
>(2)困難な疾患をもつ患者への施術の是非が問題なのに、専門家の鑑定書や解明に不可欠な
>弁護側証拠を「不同意」としている(3)検察官調書の一部から被告人に有利な記載部分を
>削除して証拠請求している――など、問題が多い
世の中には悪い医師はたくさんいると思うんです。
だけど、この事件は悪いことしてないのにつかまった冤罪に見えます。
(もちろん、今ある情報から判断しただけなんだけれど)
この事件で福島の産婦人科がものすごく減ったそうです
全国的に見ても産婦人科は訴訟リスクのために減少傾向なんだそうです
これがもし本当に冤罪だったとしたら
産婦人科医不足まで警察は保障してくれるんでしょうか?

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