精神医療  メンタル

内海聡医師の精神医療3部作

この著作で精神医療は99%詐欺だと指摘し、

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次作では100%精神医療を否定。

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3作目で、薬物依存からの脱却を指南。

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内海聡医師は、精神病は存在しないと言っている(あってもわずかである)。うつ、パニック、強迫性障害、不安神経症、社交不安障害やADHD(注意欠陥/多動性障害)などの発達障害、気分変調症、恐怖症などの病気は、病気ではなく状態である。

ストレスが高じると誰でも多かれ少なかれ、パニックになったり神経質になったりする。それはストレスに対する正常な反応であり病気ではない。

毎日絶好調と言うわけにはいかない。生身の身体である。多少調子が悪いのが当たり前である。

精神科医療の重大な問題点は、このようなストレスに対する正常な反応を病気と称して、しかも血液検査や画像所見のような明らかな、診断手法も存在せず、マニュアルに沿って、精神科医が、勘を頼りに診断し病名をつけて薬物治療がはじまることにある。

そうなった原因が何かもわからず、さらに生化学的な所見もなく、病気の機序もわからない。病気かどうかもわからないのに、病気として診断し治療がはじまる。

そして、何の解決策もない治療であるため、もちろん効くはずもなく、患者は新たに薬物依存と言う新たな病気と闘う破目になる。そうしている間に薬物の長期接種により、副作用として、脳の機能改変、代謝異常(糖尿病など)病気が増えていく。

患者になった皆さんはこう言う。

”私は薬を飲まないとおかしくなるんです。”

これが現代の精神科医療であることに間違いない。

内海聡医師は、精神科に通う患者は、牧畜された家畜であり、牧場主は精神科医で、餌は薬物である。一生搾取されボロボロにされる。家畜であるので、最後には屠殺される。

私は、内海医師の指摘は、その通りだと思う。薬物では精神は治らない。それどころか、新たな苦しみを生みだす。

彼は、一般的な医療から抜け出し、自説を貫き、日本ではじめての薬物依存脱却の医療機関を設立した。これは画期的なことである。覚せい剤やアルコール依存に対する施設はこれまで存在したが、合法的薬物の依存を断ち切る医療施設は今まで無かった。

私の臨床経験からも合法的薬物依存で苦しんでいる人は多数存在していると思われる。

薬物依存から脱却したいと思われている方は、内海医師の医療機関を訪ねてみると良いと思う。ただし、日本に一か所、東京にしかない。

Tokyo DDC<drug-deprivation-(support)-clinic>
http://tokyo-dd-clinic.com/


私は、この3部作を読んで全くその通りだと思ったのであるが、何だかすっきりしないものが残る。精神医療を否定するのは問題ない。病気として薬物治療をするものでもない。その通りだ。

しかし、社会的に適応できず苦しんでいる状態の方々は多数存在する。現実は、彼の言う通りでは無い。社会はそれを個性として認めてくれるわけではなく、非常に厳しい。

よく100%うまくしようと思うからいけないんだ。50%〜60%出来ればそれでOKでいいんだよという人がいるが、実際の社会ではそれは許されない。自分で50%で良いと思っていても、周りは100%を要求している。それが社会であり、会社だ。口で言っていることと、実際とは大きなギャップがある。そのギャップを知っているので、このアドバイスは役に立たない。ウソだろ!そういうことである。


彼は、弱者へ対して甘えと依存から脱却するようにと言っている。それが出来ない人や、精神科医療に頼って来る人を軽蔑し、グーミン(愚民)と蔑んでいる。一体、どれだけ高い立場から人を見下しているのだろうか?。

もっとも、内海医師は、自らのことをキチガイと称しているので言行は一致している。

それに自分の考えに合わない方は来ないで下さいと言っているので、グーミン扱いされてもよい人だけ病院を訪れるのだろう。

私は、内海医師がオカシイとは思っていない。自説に忠実に生きており実行されている。自分賛同しない人はそれでもいいと言っている。

その通りで、彼の説は正しいと思う。

どの考えが正しいかではなく。自分がどう思うかである。そう言う意味ではこの過激な3部作だけではなく、彼と反対側にいる精神医療についてもやはり知識をいれておくべきだと私は思う。

何事も陰があれば陽がある。表もあれば裏もある。逆もまた真なり。なのだ。

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本書では、精神障害を細かく分類して、治療法として薬物療法と認知行動療法などの心理療法を薦めている治療法に関しては一般的な精神医療の本である。ただし、精神障害の分類とその解説は非常にわかりやすく理解しやすい。

本書を読むと、内海医師は勉強不足ではなかろうかと思ってしまう(そういうことは無いと思うが)。

どう考えても精神障害は存在する。ただし、それが病気であるかどうかは疑わしい。社会的に適応できず社会生活を送るのに著しく困難をきたすときに障害として認識される。確かにそれは障害であると思う。

この障害という概念は、経済や国や文化により左右される。社会が余裕を失い、違いを受け入れる許容度、受容度が低くなれば、生きていくのが困難な人が増えるかもしれない。

日本と言う国は、自分と違う状態の人に対しての、受容度、許容度が非常に低いと思う。従ってそれが障害となり、依存や甘えを抱えた精神的弱者は社会からはじかれ、合法的薬物依存症で苦しむという構図になっている。

もっと社会の許容度、受容度が高い豊かな社会になれば、現代の精神医療はお払い箱になるだろうと思われる。

そういう意味では、内海医師の理論が正しいものの現実にはそぐわない。現実は、弱者がたくさんおり、皆この世で一緒に生活している。そこに注意を向けるまなざしが必要だ。弱者に強くなれと言ってもそれは無理な話だ。


「働く人のための精神医学」の著者の知識は深く、精神障害を説明したその明快な文章は本当に素晴らしい。作家としても活躍されているそうだ。他の著作も読んでみたいと思う。

以上、常に表があれば裏もある。そして逆もまた真なりなのだ。一方だけの理解では、偏った考えしか生まれない。両方知った上で、あとはあなたがどう考えるか自由だ。ただし、自説を絶対正しいと他者におしつけてはいけない。

私はそう思う。



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