都城市民大学講演 原稿E メインテーマ〜不快な症状は治癒反応 おわり  講演

不快な症状は治癒反応について、ここで例え話を使って説明したいと思います。ここに病気を良くするヒントがあります。



“不快な症状は治癒反応”とは?

例1

家の一部が火事で燃えた、これを炎症とします。消防車が来て水をかけて火を消す。これが治療です。しかし、水をかけっぱなしで、家は修復できますか?水浸しになるだけではありませんか?家を修復するには、壊れたところを取り除き、もう一度基礎をし直して、柱を立てなければならない、大工さんが汗水流して働かなければならない。重機を動かさなければならない。修復するにはエネルギーが必要です。@エネルギーは多くの場合“熱”である。

例2
 パズルを完成させるのは時間がいります。そのパズルのピースが多いほど労力がいります。そのように時間と手間をかけてやっと完成させたパズルを落としたらどうなるでしょうか?そう、ばらばらになりますね。これは一瞬です。では、その壊れたパズルを、一瞬で戻せますか?それをもとに戻すには、また時間と手間がかかります。ピースが多ければ多いほど大変です。壊すのは一瞬ですが、もとに戻すのは大変です。これが、物理学的な時間の流れで、秩序から無秩序の方向でもあります。これは簡単ですが、秩序を保つのにはとても労力がいります。考えてみてください。部屋をつねに綺麗にしておくのは大変ですよね。散らかすのは簡単です。秩序を常に保つ力が、生きる力であり、気力、すなわち“気”の働きなのだと思います。

手にガラスのコップを持っている。このコップを落として割ってしまった。さて、割れたコップを戻せますか?戻すにはどうすればいいですか?戻すには、熱を加えてもう一度溶かして、成形しなければなりません。すぐには戻せません。A時間が必要です。


例3
 長時間正座をしていて、立ちあがったときに足が痺れた。あるいは痛くなった。さて、これは悪化ですか?しばらくすれば良くなります。血行が悪かったところに、血液が押し寄せたら、どうなるかわかりますか?しびれて、ひどい時は痛みますよね。これは悪化ですか?時間がたてば治まります。何故治まるのですか?血液の流れが回復したからです。

 しもやけの手を温めたら、痛みが出た。これは悪化ですか?これも、血液の流れが良くなって、血管が拡張して痛むのですね。悪化ではありません。

身体の中での反応は、すべて同じです。

身体にかぎらず、エネルギーが加わらずに損傷した組織を修復することは、できません。家を修復するのにエネルギーを使わずに修復することはできないのです。

 以上のことから、病気にかかわる炎症を良くするには(組織を修復するには)、@熱(エネルギー)が必要 A時間が必要(休息)ということがわかります。そして、B痛みなどの不快な症状がでる。これは組織修復の働きです。それと、すぐに痛みが取れるのと治癒は関係ありません。一瞬で治癒することはありません。

 ですから、どんな病気も、温めて(熱)、血行を良くして、休ませれば(時間)、症状(不快な症状)が出て、組織が修復され、良くなるのです。これに生活改善を行えば身体は治癒に向かいます。

そして、私の専門である鍼灸はこの自律神経を整える最高の治療法だと思います。ぜひ、病気の治療に行き詰っている人は、お近くの鍼灸院を訪ねてみて下さい。

最後に

36億年(38億年?)前に地球上に生命が誕生したと言われています。そして何度も絶滅を繰り返し、現代まで残った生命が私たちです。36億年間の遺伝情報が私たちの遺伝子には書き込まれています。ですから遺伝子がそう簡単(滅多に)に間違えるはずが無いと考えてください。どんな病気になっても、自分の身体の(良くなろうとする)仕組みを自分自身の身体を信じて下さい。他のどこでもなく、そこに答えがあります。

長い時間、ご清聴、ありがとうございました。

2010年10月12日(火) 19:00〜20:30

都城市民大学 講演 

都城中央公民館にて

「めんけん反応〜不快な症状は治癒反応」 

講師 吉田鍼灸指圧治療院 吉田 純久

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