皮膚は脳そのもの  医学情報

山口創氏の”子供の「脳」は肌にある”を再読した。


親子スキンタッチ教室 http://happy.ap.teacup.com/yosimaki/1125.html を行うので、何年も前に読んだのだが、小児鍼を語るには素晴らしい本なので読み返した。

クリックすると元のサイズで表示します


この本は、子育て中のお母様方に是非読んで欲しい。この本の内容が理解できれば、きっと、情緒の安定した賢い子が育つ。

身体に触れる、スキンタッチが赤ちゃん子供の情緒的安定にどれ程大切な事かが書かれている。

皮膚は、人間の外部環境と内部環境を隔てる枠である。しかし、単なる枠では無い。発生学で言うと外胚葉由来で、脳と同じところから分化している。

皮膚は脳そのものと言ってもいい。

皮膚には様々なセンサーが張り巡らされていて、外部環境(寒いとか、暑いとか、心地が良いとか、気持ちが悪いとか)を感知して、内部環境を整える。

自律神経のセンサーとも言える。恒常性(身体を一定に保つ仕組み)を常に保っている。

暑ければ汗腺を開き、血管を拡張させ、汗をかき、身体の熱を放散し身体を冷やす。寒ければ、血管を収縮させ、感染を閉じ、震えて運動を行い(震え産熱)、身体を温める。

心地が良ければ、気持ち良くなり、脳内でセロトニンとかドーパミン、オキシトシンなどの幸せホルモンを放出する。気持ちが悪ければ、アドレナリンなどのストレスホルモンを放出し、鳥肌などがたち、身体を硬直させ臨戦態勢に入る。

山口氏は、脳が考えているのではない、皮膚で考えているのだという。あるいは、内臓感覚を皮膚で感じて、それが脳内で統合されて、思考として私達の感情をコントロールしていると言う。

皮膚は、人体最大の臓器である。

皮膚(肌)言葉はたくさんある。不快な皮膚感覚には、「べとべと」「ぬるぬる」「ねちねち」「ざらざら」「とげとげ」「ちくちく」それにかゆみ、痛み、寒い(冷たい)などがある。

好きな皮膚感覚には、「すべすべ」「さらさら」「ぽかぽか」「ぬくぬく」などの感覚がある。

「肌が合う」とか「肌が合わない」とかいう表現もする。

これらの感覚は、人が生き残っていくためには重要な感覚である。この感覚が無いと、危険が迫っていても避けられないし、最適な状況に身体を導くことも出来ない。

スキンシップの影響につて、山口氏はこう指摘する。

p47

アメリカの発達心理学者・エインワースの研究

スキンシップの影響について母子関係を3つのタイプに分類した(1983年)

抜粋

第一のタイプの母子関係は、子供の要求に即座に反応するタイプだ。このタイプの母親に育てられた子供は、母親が自分の要求にすぐに反応してくれることがわかっているため、母親を安全基地として利用できるようになる。たとえば母親が視界から消えたとしても、またすぐに戻ってきてくれると確信しているので、不安にならない。それにさらに、そこから探索行動へと発展していくことができる。これを安定型とよぶ。

第二のタイプの母親は、子供の要求にはなかなか反応しない。このタイプの母親に育てられた子どもは、不安におびえてよく泣く。そして母親の反応を信頼できず、少しでも母親が離れると分離不安を示し、母親から離れて探索に出かけることも少ない。これをアンビバレント型とよぶ。

第三のタイプの母親は、子供の要求に拒否的に反応する。すると子どもの方は拒否される辛さをあらかじめ回避しようと防衛反応を起こして、母親と距離をとろうとする。これを回避型とよぶ。


驚くべきことに、これら三つの母子関係タイプの影響というのは、子供が成人してからも続き、対人関係にも現れることがわかってきた。

クリックすると元のサイズで表示します


あなたはどのタイプだろうか?第一のタイプ(安定型)ならあなたは恵まれた環境に育った。母親に感謝しなければならない。


私は第二のタイプ(アンビバレント型)で、今でも対人関係で苦しんでいる。

第三のタイプは本当に可哀そうだ。あなたの責任ではない。しかし、親を責めても仕方が無い。親は変わらない。

変えられるのは自分だけだ。

もちろん父親のスキンシップの役割も重要だ。しかし、母親のスキンシップの比では無い。

それほど母親とは重要なのだよ。

小児鍼は、このスキンシップを改善させる可能性を持っている。毎日、家で、小児鍼の家庭版、「親子スキンタッチ」を行うことにより、子供の心(情緒)を安定させ、丈夫で健康で快活な子どもが育つ可能性を秘めている。

もちろん、その原型でもある小児鍼にもだ。

この小児鍼を、私は、もっと多くの人に知ってもらい。その大人版である”鍼灸”も多くの人に認識してもらいたいと切に願っている。

そのため、ほとんど収入にはつながらない親子スキンタッチ教室を行っているのである。

12月1日は赤ちゃんパークで。12月10日は助産院で行う予定である。毎月、当治療院でも行っている。

ぜひとも参加して、鍼灸の世界を感じて下さい。





コメント

liebe
2014/11/29 9:58

やはり先生も親との関係が良いものではなかったのですね。私は「第三の親」母は私に笑顔を向ける事さえなかった。家庭は最初に経験する社会。そこに愛を向けない親が存在したなら生きづらい人間に育って当然ですよね。それでも父が亡くなる前、人が変わったように私だけに語りかけ最後には「お前は立派に育ったな」と生まれて初めて誉めてくれた。この経験が冷えた心に小さな温もりを残してくれました。「死にゆく者からの言葉」読み終わりました。この本の中には父も母も私もいました。人を呪い迫害し苦しめる事を自分が生きるための糧にしている人が存在することを認められないうちは苦しかった。どうも私は生きながら臨終間際の心理状態を経ていったようです。今は私を迫害してきた人達、誰独り憎くなくなりましたから。その人達がそうしなければ、そうしてしまう心の闇を理解できたから。親が満たしてくれなかった愛のタンクを自力で満たすのが今世の課題かな。腐ることなくお互い旅を楽しみましょう。話し変わります。何故か半年くらい前から瞼が少しかぶれたまま治らないんです。カサカサしてたまには腫れたり。化粧品とか(オーガニック使用)止めても治らず。モモンガは治せても自分は治せない(笑)自分の事は一切見えないんですよね。瞼は何のサインでしょうか?ヒント頂けたら助かります。

liebe
2014/11/29 10:04

書き忘れた事…久しぶりにPCの方を開いてみたら、携帯とこんなに違うなんて知りませんでした。私のコメント読みにくいですね。携帯が主流で改行も良くわからず。携帯では表示されない先生のコメントもありましたし(汗)これからも失礼があるかもしれません。


返事

liebeさん

親との確執はこのままとれないまま、お別れとなるでしょう。私はliebeさんと同じで、自分の”愛”のタンクが満たされておりません。もう両親は高齢ですし、これから関係が変わるとも思えません。

私の両親は、2人とも教育者でいつもダブルバインド(二重拘束)で、私を操作してきました。私はいつも矛盾の葛藤で混乱して、不安におびえて生きてきたのです。この影響は対人関係にも反映されており、友人との関係もダブルバインドを自分にかけてしまい。アンビバレントな状態に置かれます。

つまり他人と親しくすることに非常に困難を感じます。

親との関係が社気との関係を表す。それほど親の影響は強いのです。自分も親になりました。常に反省しながら、私と同じようにならないように育ててきました。今のところ、私とは全く違う子どもになり、自分ではホッとしています。

瞼はまず、洗顔をお湯だけに変えて(洗顔料とか石鹸とか使わない)、何も塗らないようにして下さい。別に汚れが取れないとかそういうことはありません。そして触らないことです。そうすれば自然と治るはずです。

気になるようだったら、馬油を塗っても良いかもしれません。でも自分の身体に治癒させる力があるので、それがなかなか起こらないといったことがあるとすれば、瞼の細胞が、入れ替わる時に、遺伝子が間違った情報を次の細胞に渡している可能性があります。

この間違った情報の大元は、本人の思考に関係することが多々あります。何か、思考方法に(エネルギーの使い方)に偏ったところがあるのかもしれません。これは通常意識(無意識)されず、自分でもわからないことが多々あります。

いずれにしても自分の身体を信じてそのままにしておいて下さい。必ず治ります。触らずと言いましたが、ヒーリングはよいですよ。早く良くなりますように。

投稿は何も問題ありませんよ。大丈夫。


コメント


liebe
2014/11/29 22:17

瞼の件、ありがとうございます。石鹸は外出から帰って夜だけ使ってました。タモリ式入浴法なので石鹸を使わないのは平気です。実行します。オーガニックシアバターを塗るくらいのケアだったんですが…止めてみます。皮膚がかぶれをたのは初めてで。やってみます。先生の御両親は教師ですか。教師の親を持つ友人が数人いましたが天真爛漫な娘はいませんでしたね。皆、私に甘えてきていました。プレッシャーがあるのかな…と思っていましたが。先生はそんなものでは無いんでしょうね。先生の精神が解放される様に祈っています。私は50歳。この年齢になるまで泥濘に胸まで沈みながら生きていたようです。私は再婚相手のDVの罠に長い間はまりすぎてうつ状態になり娘にまで影響を与えてしまった。遅すぎるなんてないと信じて生き直しです。


返事

liebeさん

石鹸も結局、身体に必要な脂や常在菌を落としてしまう。私もタモリ式入浴法です。
良くなるはずです。私の精神は少しずつ解放されていますが、子どもの頃のことが強力で、未だにダブルバインド(二重拘束)で支配されており、息苦しい状態です。両親がこのまま亡くなったらどうなるのかそれもわかりません。解放されるのか?それとも拘束されたままなのか?子どもの頃の虚無感と無力感が私をしばしば襲っています。人間は成長しても苦しむものなのですね。親の影響力は大きいもんだと本当に思います。liebeさんも大変な思いをされたみたいですね。私も遅すぎる事は無いと信じて、ときどき湧きあがる無力感と虚無感と向き合いたいと思います。


拍手コメントの方へ

楽になりたいという思いは確かにありますよね。でも私達は生きていくのです。苦しくとも成長しながら。あなたの琴線に触れることができて私もとても嬉しいです。苦しくとも、自らの成長を願って、生きていきましょう。いいこともあれば悪い事もある。その繰り返し。生きる事って難しいですね。



9



2014/11/29  22:17

投稿者:liebe

瞼の件、ありがとうございます。石鹸は外出から帰って夜だけ使ってました。タモリ式入浴法なので石鹸を使わないのは平気です。実行します。オーガニックシアバターを塗るくらいのケアだったんですが…止めてみます。皮膚がかぶれをたのは初めてで。やってみます。先生の御両親は教師ですか。教師の親を持つ友人が数人いましたが天真爛漫な娘はいませんでしたね。皆、私に甘えてきていました。プレッシャーがあるのかな…と思っていましたが。先生はそんなものでは無いんでしょうね。先生の精神が解放される様に祈っています。私は50歳。この年齢になるまで泥濘に胸まで沈みながら生きていたようです。私は再婚相手のDVの罠に長い間はまりすぎてうつ状態になり娘にまで影響を与えてしまった。遅すぎるなんてないと信じて生き直しです。

2014/11/29  10:04

投稿者:liebe

書き忘れた事…久しぶりにPCの方を開いてみたら、携帯とこんなに違うなんて知りませんでした。私のコメント読みにくいですね。携帯が主流で改行も良くわからず。携帯では表示されない先生のコメントもありましたし(汗)これからも失礼があるかもしれません。

2014/11/29  9:58

投稿者:liebe

やはり先生も親との関係が良いものではなかったのですね。私は「第三の親」母は私に笑顔を向ける事さえなかった。家庭は最初に経験する社会。そこに愛を向けない親が存在したなら生きづらい人間に育って当然ですよね。それでも父が亡くなる前、人が変わったように私だけに語りかけ最後には「お前は立派に育ったな」と生まれて初めて誉めてくれた。この経験が冷えた心に小さな温もりを残してくれました。「死にゆく者からの言葉」読み終わりました。この本の中には父も母も私もいました。人を呪い迫害し苦しめる事を自分が生きるための糧にしている人が存在することを認められないうちは苦しかった。どうも私は生きながら臨終間際の心理状態を経ていったようです。今は私を迫害してきた人達、誰独り憎くなくなりましたから。その人達がそうしなければ、そうしてしまう心の闇を理解できたから。親が満たしてくれなかった愛のタンクを自力で満たすのが今世の課題かな。腐ることなくお互い旅を楽しみましょう。話し変わります。何故か半年くらい前から瞼が少しかぶれたまま治らないんです。カサカサしてたまには腫れたり。化粧品とか(オーガニック使用)止めても治らず。モモンガは治せても自分は治せない(笑)自分の事は一切見えないんですよね。瞼は何のサインでしょうか?ヒント頂けたら助かります。


※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ