足でいける  

今学んでいる華道池坊の家元池坊専永さんはこう語っています。

「お花屋さんで見る花は自然に生えている花とは違います。

それは農家の方が丹精込めて作った育てた作品です。

本当の花の姿は、自然の中にしかないです。

それを知ろうと思うならば、野や山を歩き、自然のどのような所に芽を出し、どのように風雪に耐えながら生きて育ち、花を咲かせるかを見なければなりません。

「いけばなは足でいけよ」というように、野山に分け入って植物の生きている姿をみるのが重要なのです。

先週の日曜日、活花の研究会に参加してきました。

県内から100人近い門弟が集まり、時間内に作品を作り、講師の先生に見てもらうのです。

批評は、「もう少しためたほうがいい。」

活花では、枝を折れない程度に曲げて形をつくりことを曲げるといいます。

最近、どうも活花でも、お庭に木や花を植えるときでも、バランスをとって美しく作りすぎるのが、どうも良いと思わなくなりました。

確かに活花には、形があり、その形に近づけるために、ためたり、針金を使うのですが、凛とし過ぎるというか、整い過ぎるのがどうも見ていて疲れるのです。

お花の教科書や本ばかり見ていると、どうしても美しさばかり追求して、つい自然の姿から遠ざかるのではないでしょうか。

日本一の黒川温泉は、何も特色もない、田舎の温泉でした。

その黒川を一躍人気日本一まで躍進させたリーダーは、作られた庭を壊し、裏山に行って毎日自然の姿を観察し、雑木を掘ってきて露天風呂を作ったことから始まります。

もちおろん人工的に景観をつくるのですが、一本何百万もする松を剪定して京都の立派なものでなく、雑木林、昔の懐かしい古里の景観を作るのは、活花でも、個人庭でも同じことだと思うのです。

その結果、数年前自分の自信作だった植栽の現場を見て、ああすれば良かった。こんなことに気づいていないんだ。と最近反省しています。

忙しさにかまけて、最近は山歩きをしていなので、なんとか出かけたいと思っています。

今が最高のシーズンです。
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