たまには音楽の話  

○宝物

日経新聞の夕刊に著名人が、思い出の物や本などを解説して、自分の生い立ちや仕事を語るコーナーがあり楽しみにしています。

さすが才能のある人には昔から大切にしている物があって、愛用しているんだな〜。といつも感心していました。

昨日あるの用件でゴソゴソ押入を整理していると、出てきたのがこの楽譜。
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20年前に使った楽譜です。曲名はバッハ作曲マタイ受難曲。

う〜ん、とっても難しそうなタイトルですね。

どう思ったのか、それまで殆ど楽器をさわった事がない私が、大学で入ったのがオーケストラ。

弦楽器を弾きたいが、バイオリンは子供の頃からでないと間に合わないと聞いていたので、選んだのがチェロでした。

まあなんとかなるだろうと思っていたのが大間違い。まわりは殆ど経験者で更に、都内の大学選抜でもトップを弾くような人の集まりでした。

当然相当苦労しました。(まあ社会人からみたら、そんなの甘えですが・・・)

それでもなんとか4年間続け、最後の締めくくりがこの曲でした。

キリスト教系の学校だったので、毎年チャペルで学校行事でイースターに演奏される合唱付の宗教曲です。

吉田秀雄さんという日本で最も著名な音楽評論家が、もし孤島に一曲だけ持っていくとするなら、この曲を持っていくというバッハの集大成で、さらにチェロはほとんどソロでたいへんプレッシャーのかかる曲です。

そんな思い出の曲が20年ぶりに出てきました。先輩から頂いたので、いろんな書き込みがしてあります。

今はチェロをひく余裕なんてまったくありませんが、その譜面を持ちめくっていくと、懐かしいいろんな思い出が一瞬よみがえり、懐かしさと元気が湧いてきました。

人はだれでも、よ〜く探してみると、たくさんの辛い悲しい思い出の中に、ひとつぶの楽しい思い出がきらりとみつかるかもしれません。

忙しくて探す余裕がないだけで。
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