針仕事と学問  

○好きな映画

今まで見た中でトップ3に入れもいいと思う映画「たそがれ清兵衛」をひさしぶりに観ました。

山田監督は、寅さんシリーズでも同じですが、主人公のセリフを通して、最も伝えたいことを、語りかけてくれます。

貧しい下級武士の設定で、夜家族で内職するシーンでのひとコマ。

母親を早く亡くした7歳くらいの長女は、寺子屋で学んだばかりの論語朗読しながら、父親の脇で針仕事をしています。

「おとう、針仕事は覚えたら、着物とか浴衣を作れて役に立つが?学問は何の役に立つの?」

「学問をすると、自分の頭で物事を考えられるようになる。考える力がつく。この世の中考える力を持っていれば、なんとかやっていける。おとうはそう思う。」

はて、三兄弟に同じ質問をされて、私はどう答えるでしょうか?

舞台は明治維新前の話。古い体制が壊され、新しい世の中がはじまる、不安な時代はどこか今と共通します。

終身雇用制が崩壊し、早期退職を望まれる時代。一度就職してしまえば、一生やっていける時代は終わりました。

工場のラインのような仕事は、求人が少なく、サービス業や接客業などのようにその場の状況にあわせて自分が考えて行動しなければならない仕事はいくらでも求人があります。

生活は便利になっても、昔も今も人間の社会は変わりません。
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