えっ、キス?  

○えっ、キス?

はじめてその言葉を聞いた時、よく意味が分かりませんでした。

エスキスって言葉ご存知ですか?もちろん建築関係の方はよくご存知だと思います。

(おやじギャクで、皆さん椅子からずり落ちたことでしょう。


意味はスケッチする。要約する。という意味だそうです。

設計士は、本設計に入る前に、ラフでおおまかにプランする作業ですね。

(そうそう、お客様にラフを書きます。と言ったところ、橋本さん裸婦を書くんですか?と大きく仰け反られてしまったことがあるので、使用上はよく注意してお使い下さい

この作業ほんとうに大切です。私も時間がない時、いきなり仕上げようと本設計に入るですが、結局はつじつまが合わなかったり、つまらないプランになってしまうことが殆どです。

いきなり本設計から始めるということは、デテイル(つまり細かいところから仕上げる)わけですが、全体と詳細を同時にすることは、一般の脳では生態情無理なのに、やろうとしてしまうのかもしれません。

いっぺんに二つのことを人間はできないのを、ついついあせってやってしまうのでしょう。

例えば、有名なフェラーリーをデザインした日本人は、CADを使わないで手描きでラインを引きます。手で引いていると、自分でも想像しなかった線が生まれることがあるが、CADではあり得ない。と話されています。

尊敬する設計士吉田桂二先生は、いつも手で図面を書く大切さをお話になります。

音楽もそうでしょう。どんなアーティストでも、最初から仕上がりそれを、楽譜に書いているわけではありません。

モチーフはあるものの、
ピアノやギターを弾きながら作り上げていくのですから、アイデアとは手を動かしながら進行中に、ポンポンとひらめていくと言ったほうが良いのかもしれません。

デザイン業界こそ、アイデアを最も求められる世界。広告のデザイン。工業製品のデザイン。など相当な能力を求められます。

ですからその世界では、アイデアの出し方に関する本がたくさんあり、それは別の業界でもたいへ役立ちます。

たとえば、アイデアを出す場合、まず一日目はお客様の話を聞き、とにかく資料を集める。しかしすぐにその場でデザインしないで、数日アイデアをねかせる。時には楽器を弾いたり、好きな映画をみたり、別のことをする。すると、アイデアが湧いてくるようになる。

こんな手法があると、あるデザイナーの教わったことがあります。

チラシの勉強会で、とてもすばらしいチラシをつくる方が、「○○さんはいいアイデアを神様から降ろしてくる」と話されてたのを聞いて、びっくりしたことがありました。
私はそう思ったことはありませんが・・・。

すばらしいアイデアはとつぜん、ふっと顕れるのを表現したのでしょうが、確かにそんな風に顕れる感じは理解できます。

アイデアを生み出す世界は本当に厳しい時もあります。有名なマンガ家が急に筆をとれなくなり消えていった話は有名ですし。

音楽家が、薬の世界に走り逮捕されたニュースもよく聞きます。

締め切りは、どんな人にも訪れるのですね。

さあ仕事、仕事。楽しく、楽しく。


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