ベートーベン  

ベートーベン。

最近テレビ番組ののだめカンタービレで交響曲7番が脚光を浴びた最も有名な作曲家。

耳が聞こえなかったことは、誰もが知っている事実だ。


椋鳩十が、熟年に達した頃、故郷の小学校の同窓会に参加した。

その中に、どうしても名前が思い出せない男性がいた。

となりに座った同級生に聞いてみると、

当時、貧しくて、お昼はお弁当を持ってくることができずひとり校庭で遊んでいて、

身なりが汚く、皆から馬鹿にされていた人だと変わった。

貫禄がつき想像がつかないほど、立派に成長した様子だったらしい。


その変わり具合に驚き、その理由を直接聞くと、

せめて自分の子供には同じ思いをさせたくない。

子供に勉強させようとしたが、なかなか言うことを聞かない。


ならばまず自分から勉強しようと決心し、名作であるロマンロランの「ジャンクリフトス」を読破した。

ベートーベンをモデルにした、主人公のたくさんの困難を乗り越える姿に感動し、自らも農業の指導者として努力し、今ではたくさんの人から感謝されるようになった。

そんな話を本で読んだことがあります。

自分のハンディを、できない理由の原因にする人と、ベートーベンや前述の人のように克服することでより、すばらしい成果を上げる人の違いは何か考えさせられる話です。


「モーツァルトは誰でも理解できる。しかしベートーヴェンを理解するには優れた感受性が必要だ。 失恋などで悲しみのどん底にいなければならない」
 シューベルト


偉大な音楽家であるシューベルトの言葉は一層重みと説得力があります。

人は他人が成功する理由を、出自や運だと言って、相手の見えない部分を探し出してまで評価することはほとんどありません。

そして、ベートーベンの最も有名なことば、苦悩を通して歓喜をという言葉をなかなか実践することはできません。

しかし、もしそのことに気づいたときこそ、人間本来の最も強い力を発揮できるのではないでしょうか。


私もジャンクリフトスを読みました。

交響曲9番は、はじめて交響曲に合唱をつけた曲。

出だしの、チューニングのような始まり。

すばらしいメロディー。

前代未聞の編成。

当時の常識では考えられないほど革新的な創造作品を生み出すネネルギーは

苦労こそ、その人が自らのからを破り、成長するものだと、教えてくれます。

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