シンジョーとミキティー  

先週一週間で最も目だったアスリートと言えば、新庄選手とスケートの安藤選手でしょう。

二人の共通点って何か?

何だと思います?


新庄選手の引退記者会見でこんなコメントがありました。

「一番の想い出は何ですか?」

「成績が不振にも関わらず、オールスターに選ばれた。その時、ペットボトルを投げられ、応援のトランペットが止まった。それが一番の思い出です」

ホームランや優勝決定の瞬間のように、華やかな記憶ではなかったのです。

常に脚光を浴びながら、実は順風ではなかった。


阪神でも上手く行かず、メジャー挑戦。

しかしオープン戦でもんすごくいい成績を残しながら、控えに回される。


でも常に軽い人柄に見られる妥協や、諦めたり、逃げたりすぐ姿はそこになく、

彼は国やチームは変わっても、野球という最終的な自分の志を貫き、マイナーリーグに行っても精一杯挑戦した。

スポーツカーに乗った派手な話題や、「ジーンズがはけないから、下半身は鍛えない。」などいろいろ批判めいたことをされたが、最後の日本ハムでの彼の行動は、妥協し続けた人には決して非難できない、すばらしいすばらしい姿だった。

メジャーから帰り、日本ハムに入った理由も、「最初に誘ってくれてうれしかったから。」ではなかったろうか。

阪神で初めてもらった給料で買ったグラブを17年間使い続けた。

ついつい熱狂的なファンは、今の阪神のエースを非難するように、勝手なときもある。


新庄選手は多くの挫折を乗り越えたから今の彼がある。彼の一番の思い出が挫折の話だということが証明しているのではないだろうか。


安藤選手もしかり。

昨年、期待されすぎた17歳の少女の心境を今考えると痛ましい。

すべり終わるたびに、辛い顔や、やる気がないと思われる表情は、しょうがなったかもしれない。

足を怪我して万全ではなくても、国民の期待を背負い試合にでなくてはいけない。体力よりプレッシャーの方が大きかったはずだ。

その彼女が、昨日の世界選手権で優勝した。

トリノ引退を取りやめ、今年に望んだ。

一度の仕切りなおしは精神的にも必要だったに違いない。

本当にすばらしい演技であり、ノーミスの精神力だった。



「なぜ、あれほど完璧点数なのに、安藤選手はよろこんでいないのでしょうか?」

アナウンサーの質問に金メダリストの荒川選手の答えもすばらしい。

「とにかくものすごく練習したのでしょう。

点数より、その力をだしきることに精一杯で、まだ出し切っていない不満の方が大きい

のではないでしょうか。」

本番に強い人のコメントは的を得ているのではないでしょうか。



新庄選手と安藤選手の共通点。


たとえ、すばらしい才能があっても、見た目がすばらしくても、行動が華やかでも、決して成功できるわけではない。


何か大切なものをつかむまで、どんな困難も乗り越え、やり続ける。

逆境は、長い目で見れば、人生にとっても不可欠な肥料なんですね。














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