2006/9/16

毒入りチョコレート事件  

著者:アントニー・バークリー 訳:高橋泰邦
出版:創元推理文庫
クリックすると元のサイズで表示します

1929年の作品だから、最早「古典」と言っていい作品だろうが、全く古びれず非常に楽しく読むことができた。随分昔に、誰かの推薦を雑誌か何かで読んで買ったものの、長らく本棚の肥やしになっていたのだが、いやはやもっと早く読めばよかった。

ジャンルとしては「本格推理小説」になるのだが、作者の視線はそのジャンルに対して批判的なものがある。「6人の登場人物の推理合戦」が見物なのだが、それを反映して、どの推理もシニカルに取り扱われている。
「正解」となる推理も、「探偵役」の天才性をベースとしていないところにも、その姿勢を窺うことができる。

まあしかし「本格推理」は「本格推理」。これ以上、中身に触れるのはルール違反だろう。
「いい時間つぶしになる」
それだけは確かだね。



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ