2006/8/20

市場社会の思想史  

「市場社会の思想史 『自由』をどう解釈するか」
著者:間宮陽介
出版:中公新書
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夏休みになると、「その期間を通じて教養を高めよう」みたいな感じでビジネス雑誌が読書特集を組むケースが多い。
「何言ってんだい」と思わなくないのだが、自分の「教養」が足りないのは認識しているので、ついつい目を通してしまい、挙げられている本の何冊かは購入することになる。
本書もそんな一冊。

まあそうやって機会はどうあれ、自分のためになればいいのだが、本書に関しては「難しくて理解できなかった」という結論(笑)。
「限界効用」とか、「一般均衡」「マネタリズム」等々、言葉は聞いたことがあるし、確かに大学の経済の講義で勉強した覚えもあるのだが、今やきれいサッパリ忘れ果ててていて、何とも情けない気分になった。まあ当時から「経済学」は苦手分野ではあったが。(何か眠くなるんだよね)

ただ分からないなりに読み進めると、何となく枠組みのようなものは見えてくるような気もする。
結局のところ「経済学」というのは、人間的・社会的・特殊的な要素(ケインズの言う「不確実性」)を排除することによって「科学」として成立させる流れと、「不確実性」を前提とする中で、論理を構築しようと言う流れとの間で揺らいでいるものなんじゃないかと思う。換言すれば「どこまで人間の合理的行動を前提とできるか」ということなんだろうし、本書が中核テーマと据えた「自由」の概念もその中で揺らぎ続けているのだ。
・・・な〜んて偉そうなことを言って、この理解がどの程度本書の論述に沿ったものかも全く自信が持てない有様なんだけどね(笑)。

そういう意味では「面白い」とも思えるのだが、如何せん、ココの理論を理解するにはこっちの基礎知識が足りなさ過ぎて、というのが正直なところだ。

ま、「無知の知」という点では役に立つ一冊ではあった(笑)。



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