2006/8/18

自暴自伝  

著者:村上”ポンタ”秀一
出版:文春文庫PLUS
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akamatsuさん、ご推薦の一冊。
有名ドラマー「ポンタ」の聞き書きによる自伝です。

歌謡曲のバック等でスタジオミュージシャンとしての地位を確立する「70年代」、数々のミュージシャンのサポートをしつつ、アーティスティックな展開を広げる「80年代」、自身のバンド(PONTABOX)を組み、自分の音楽の追求も始める「90年代」と、まあ多彩で面白い。ポンタの活動期間は(ってまだ活動中だけど)、日本の音楽シーンが成長し、成熟していく過程に重なっているので、その足跡を追うことで日本のポピュラーミュージックの歴史の大半が俯瞰できるのだ。

本の帯に書かれた「本書に登場するミュージシャン(ほんの一部)」に挙げられているのが、

井上陽水、泉谷しげる、忌野清志郎、沢田研二、矢沢永吉、山下達郎、山下洋輔、YMO、五輪真弓、松任谷由美、矢野顕子、キャンディーズ、ドリカム、ピンク・レディー、松田聖子、山口百恵、和田アキ子、ピーター、カルーセル麻紀、ジョージ川口、オフコース、赤い鳥

だからね。こりゃまあ、大したもんです。特に「70年代」「80年代」の彼らの青春群像は、こちらの個人的興味もあってなかなか面白く読めた。
今や取り澄ましたような坂本龍一の酒乱ぶりとかね(笑)。
そういった楽しめるエピソードのほか、独自の音楽理論や冷静なミュージシャン評なんかもバランスよく入っていて、結構奥の深い本であった。

(しかし何故か僕は「PONTA BOX」のアルバムを一枚も持っていない!マイルスへの偏愛等、興味の範囲としてはかなり重なるはずなんだが・・・。改めて何か買おうかなと思っているところです)



2006/8/21  21:24

投稿者:鈴麻呂

ノリとしては、尊敬してるマイルスの自伝を意識してるのかなぁ、などと思いながら読んでいました。
日本のポピュラーミュージックにも、いつの間にか、こんな「厚み」ができてたんですねぇ。
結局30周年記念のアルバムを買ったんですが、楽しいけど、「すごい」とは思わなかったなぁ。オリジナルアルバムの方がいいかな?

2006/8/20  23:47

投稿者:akamatsu

面白かったでしょ!ウチのバンド仲間で高校生みたいに廻し読みして盛り上がりました(笑)。
ポンタは、あの風情で悪ぶった風に語っていても、育ちの良さから来る懐の深さみたいなものがあるようで、非常に人間的に魅力的ですね。それがあの交友の広さにつながっているのでしょう。もちろんドラマーとしての実力もあってこそですけど。

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