2010/12/16

読書録「人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド」  

・人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド  「自立(インディ)」から「相互依存(インタディ)」へ
著者:勝間和代
出版:ディスカバー・トゥエンティワン

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「もういい加減、勝間本はいいや」
と思ってたんで、読むつもりはなかったんだけど、勝間氏のブログや、色々な書評を読んでみると、一種の「集大成」的な位置づけの作品のようなので、まあ購入してみました。

直接的には「インディでいこう!」(「勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド」)の続編になるんだけど、個人的印象としては香山リカ氏との論争(?)に対するアンサーって感じが強かったかな。
そういう本としては勝間氏自身は「やればできる」を位置づけている。
その意味では本書と「やればできる」には結構通じるところがあるんだけど、
「『自立』をした人が、社会貢献を実現するために『相互依存』し、自己実現する」
と言った形で、『自立』と『相互依存』の関係を明確化し、『自立』に対する強迫観念的な部分を相対化しているあたりが、アンサーっぽいかな、と。
「断る力」についても「自立してこそ発揮できる」と明言し、数多の「勘違い『断る力』」(笑)にも釘を刺しているあたり、確かに「集大成」と言えば「集大成」。
個人的には勝間氏が「自立」や「断る力」を強く打ち出すことにはそれなりの戦略も意味もあったと思うんだけど、勝間氏の影響力が「インディ」なんかを出版した頃に比べると大きくなりすぎていて(一時のブームはさすがに去ったようだけど)、こういうスタンスを打ち出す必要も出てきたって処じゃない?
決して勝間氏自身のスタンスが変わったとは思わないけどね。(あくまで戦略的な打ち出し方の問題)

本書の内容自体は、「集大成」的に、今までの勝間本と大きく異なるわけではない。
第一章で「相互依存」(これを「インタディ」って言ってるけど、ちょっと定着しそうにはないなw)の重要性、「自立」との関連性を論じている辺りが本書の特徴的な部分。
第二章が「実践ガイド」になるわけだけど、今まで勝間本で述べてきたようなことを、「自立」/「相互依存」というラインで整理し直している。「分りやすくて、すぐに行動に移せる」ってのは相変わらず。
少し違うのは、「自立」という視点から、「何でも勝間に頼るな」として、具体的なツールや本なんかの紹介をひかえている辺りかな?
ここは初期「勝間本」の「売り」の部分でもあっただけに、ちょっと寂しい。
「相互依存」と言う観点からは、今まで以上に「シェア」しても良かったと思うけどねぇ。
まあでも勝間氏のスタンスも理解はできるよ。

実際、全般的には悪くない作品だと思う。
言ってることも「ごもっとも」だし、こういう考え方を行動に移すことによって、作者が主張する「自立」/「相互依存」への第一歩を踏み出せることは間違いないだろう。
ただまあ、こういうところに行き着いた勝間氏の作品って、尖がったところが失われて、何だか面白みには欠けるような気がするんだよねぇ。
真面目一本やりの学級委員長のお話を拝聴している気分w。
そこら辺は勝間氏のブログを覗いていると楽しめるからそれはそれでいいんだけど(最近の自転車フリークぶりも面白い)、何か寂しいよね。
是非、今度はそういう面に特化した作品を発表していただき、「相互依存」に貢献していただきたい・・・てのが個人的要望w。



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