2010/6/15

読書録「新書がベスト」  

・新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる
著者:小飼弾
出版:ベスト新書

クリックすると元のサイズで表示します

この作者には、「空気を読むな、本を読め」という読書に関する著作があるが、本書はその中でも「新書」にテーマを絞った作品。

読みながら、「これが『教養』だ」思い出した。
一般的には、また僕自身の中にも、「新書」を一段軽く見る向きがあると思うけど、それって、「誤った教養」における「古典」の高評価と裏腹なように思うんだよね。
そして、「これが『教養』だ」が提示する真の意味での「教養」、
「公共圏と私生活圏を統合する、『名人芸』とも言える生活の能力」
においては、「古典」ではなく、俄然、「新書」が輝きを持つ。
本書において作者が「新書」を高く評価する点を、別の面から見れば、こんな風にも言えるんじゃないかと。
(作者は確か、「これが『教養』だ」を評価してたと思う)

新書が提示する「情報」の鮮度の良さと、提示する切り味の良さは、「生活の能力」へ活用と言う視点からは一段抜けてるもんねー。
個人的には新書を好んで読むようになったのは、ここ数年だと思うんだけどw、その経験からも、作者の主張には頷けるところが多い。

とは言え、作者の設定するバーは結構高い。
題名は「100冊」だけど、作者が一つのバーにしてるのは300冊だしね。
「10冊」って言うのは、初心者向けの最初の関門なんだが、ここにこんなキツイ言葉が。

<初心者が10冊以上を読破するのは大変だと思いますが、ここを習慣化しないとはじまりません。
どうしてもダメなら、諦めてもしいでしょう。残りの一生、情報弱者として搾取され続けながら生きてゆけばよいのです。> P.38

この割り切る切れ味の良さが、この作者の持ち味なんだけどさ。
(そして、多分この指摘は間違っていない。「情報化社会」でも、「知識社会」でもいいんだけど、いずれにしても主体的なインプットを行わなければ意味がないのは確か)

ちなみに、「1週間に1、2冊本を読む」ってあたりから、僕は「中級者」+αくらいかな?
小飼氏は「1日、10-20冊」?
「上級者」には、まだまだですなw。

個人的には「読書の弊害」も強く認識してるんだけど(相対主義、行動の欠如、時間の浪費等々)、それはそれとして、使える「教養」のために新書に取り組むって言うのはいいんじゃないかと。
もし読書習慣が「週に1冊」以下なら、意識してもいいと思うよ。

巻末のインデックスも参考になります。(っつうか、個人的にはこれを一番活用w)



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ