2006/5/14

おんなのこ物語<全3巻>  コミック

著者:森脇真末味
出版:ハヤカワコミック文庫
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普段ハッキリと認識しているわけではないのだが、フとした拍子に、自分に深い影響を与えている作品に気付くことがある。
僕にとってコミックと言うのは、人格形成上、少なからぬ影響があったジャンルだが、例えば萩尾望都や大島弓子、手塚治虫なんかは影響の度合いもかなり自覚しているのだが、結構な作家に影響されながら、そのことを忘れちゃっていることも少なからずある。
この作品なんかもその一つ。

最近、オンラインショップを使ってばかりいるので、本屋に行く機会がメッキリ減ってしまっているのだが、数日前、時間が出来て久しぶりに本屋を覗いたとき、この作品が文庫化されているのを知り、購入してしまった。
この作品はコミックのほか、愛蔵版も買っていたのだが、いずれも手放してしまっているので、読むのは5年以上ぶりくらいになる。

読んで気付いたのは、思った以上にこの作品の影響を受けていること。まあ言葉にしづらいものだけど、例えば「バンド」というものに対する考え方には「ステッカー」(懐かしい!)の影響が見て取れて、ちょっとコッ恥ずかしい感じがした(笑)。
でも70年代のバンドの話なのに、思った以上に古臭くなっていないのには驚いた。仲尾のファッションはさすがに「苦笑」だが、まあコレは仕方ないだろう。

ちなみに本作には番外編の「金子シリーズ」が収録されている。
この作者、同じ登場人物を使いまわすのに、シリーズによってキャラが変わってしまうのは有名な話。本作の「八角」と「仲尾」も、「緑茶夢」とは別人だモンな。
で、この「金子」も本編とは随分と雰囲気の違ったキャラクターになっている(「八角」「仲尾」ほどじゃないけど)。でもこれがナカナカいいんだよね。
こっちも久しぶりに読んだんだけど、「ボケ」も少し入っていて、キャラクターとしては好感が持てる仕上がり。善人一直線の八角なんかよりは、仲尾やこの金子なんかの方がいいな、と思った次第。
ま、「同性愛」はどもならんが(笑)。



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