2010/2/27

「日経新聞の『本当の読み方』がわかる本」  

・日経新聞の「本当の読み方」がわかる本 ニュースを関連づければ知識に変わる
著者:小宮一慶
出版:日経BP社
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前作「日経新聞の数字がわかる本」に続き、「景気指標」を中心とする日経新聞の記事から経済の動きを推測するための方法を教えてくれる作品。
前作が指標の内容を解説することを中心にしたのに対して、本書のほうは具体的な事例を取り上げ、指標とニュース記事を関連づけながら、その記事の裏にあるもの、あるいは記事の背景となる大きな経済の流れなどを推測してみせてくれる。

事例を分析するもととなる文章は「nikkei BPnet」に連載されたものが中心で、僕は連載のときにも読んでるんだけど、改めてこうしてまとめて読んでみると、それはそれで新たな気づきがある。
何より、「記事と指標を関連づける」それがどういうことなのかが、まとまって見ることができるだけに、感覚としても捉えやすくなっているんだよね
正直言うと、前作・本作は若い時に読みたかった。
そうなると随分と日経新聞から得るものが変わってきてたと思うんだけどなぁ。
ま、言い換えれば、若い人にとっては非常にタメになる本と言うこと。
小宮氏の見方っていうのは非常に「硬い」と思うんだけど、基本的であることも確か。
まずはこういう「見方」を手に入れることが、若いビジネスマンにとっては重要だと思う。
(勿論、オッサンにもね(笑)。僕も頑張ります)

それはそれとして、もう一つ思ったのは、
「こういう『起きた事象と指標を関連づけて分析し、推測する』あるいは『指標の意味合いを考え、そこに分析と推測を重ね、今後の見通しを論じる』なんてことは、本来、マスメディアの本分なんじゃないか」
ってこと。
勿論、そういう記事がないわけじゃないんだけど、本書がある種のインパクトを持って受け取られるっていうのは、やはりメディアのサイドがその本分を果たせていないからじゃなかと思う。
今、「マスメディアの崩壊」っていうのは、いろいろな側面(広告減収、ネットメディアの隆盛、記者クラブの弊害 等々)から語られてるけど、その根本には「果たすべき役割を果たしてない」、そういうところがあるのではないか、と。
ま、本書の主旨とは、ちょっとズレる話だけどね。

さて、明日は日曜日。

<日経新聞は日曜日から始まる>(P.77)

まずは指摘されている記事をチェックしてみましょうかね。



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