2009/11/25
「『時間力』養成講座」 本
・どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座
著者:小宮一慶
出版:ディスカバー・トゥエンティワン

このシリーズ、続きますなぁ(笑)。
ただここに至るまでレベルが落ちてないのが大したもの。
初期のころは「スキル」がメインだったのを、「考え方」のほうにウェイトを移してきたのが、いいんじゃないかと。
ここら辺は勝間さんにも通じるところがあるんだけど、同じシリーズでやってるところに、作者・編集者の意図が強く出ている気がするね。
従って(作者自身が書いているように)本書は「時間管理術」の本ではない。
「スキル(技)」の紹介もチャンとあるんだけど、メインは「考え方」のほう。
<量ではなくて、質が肝心!>(帯)
とあるように、質の高い「時間」の使い方をするには、どうすべきか。
その基本的なスタンスについて論じた作品になっている。
内容としては驚くような斬新なことはないんだよね。
ただ「時間管理」に関する基本的な考え方が、非常によく整理されていて、「分かってること」なんだけど、改めて気付かされることも少なくなかった。
(個人的には「バリューとインパクト」がツボ。
<文章は、起承転結ではなくて、バリューとインパクト! 読んでくれる人にとって、価値があるかどうかです。>(P.121)
プレゼンの真髄はこれだよなぁ)
「重要性/緊急度」の軸の代わりに、「やる気/自由度」「精神的自由度/物理的自由度」の軸を使うあたり、ちょいとアナクロな精神論のように見えるところもあるんだけど(笑)、実はこれが結構現場感覚にフィットするんだよなぁ。
小宮氏の著作が素晴らしいのは、具体性と、この「現場感覚」なんじゃないかと、常々思っている。
「時間管理」の重要性は、情報量が飛躍的に増大し、仕事が増大し、複雑化している中で、間違いなくビジネスマンにとっての基本スキルとなる。
「時間管理術」を取り入れることで生産性や効率を上げることは確かに重要だが、その方向性をどこに定めるか。
そのスタンスを確認するために読まれるべき作品だと思う。
結構感動したんだよなぁ、個人的には。
著者:小宮一慶
出版:ディスカバー・トゥエンティワン

このシリーズ、続きますなぁ(笑)。
ただここに至るまでレベルが落ちてないのが大したもの。
初期のころは「スキル」がメインだったのを、「考え方」のほうにウェイトを移してきたのが、いいんじゃないかと。
ここら辺は勝間さんにも通じるところがあるんだけど、同じシリーズでやってるところに、作者・編集者の意図が強く出ている気がするね。
従って(作者自身が書いているように)本書は「時間管理術」の本ではない。
「スキル(技)」の紹介もチャンとあるんだけど、メインは「考え方」のほう。
<量ではなくて、質が肝心!>(帯)
とあるように、質の高い「時間」の使い方をするには、どうすべきか。
その基本的なスタンスについて論じた作品になっている。
内容としては驚くような斬新なことはないんだよね。
ただ「時間管理」に関する基本的な考え方が、非常によく整理されていて、「分かってること」なんだけど、改めて気付かされることも少なくなかった。
(個人的には「バリューとインパクト」がツボ。
<文章は、起承転結ではなくて、バリューとインパクト! 読んでくれる人にとって、価値があるかどうかです。>(P.121)
プレゼンの真髄はこれだよなぁ)
「重要性/緊急度」の軸の代わりに、「やる気/自由度」「精神的自由度/物理的自由度」の軸を使うあたり、ちょいとアナクロな精神論のように見えるところもあるんだけど(笑)、実はこれが結構現場感覚にフィットするんだよなぁ。
小宮氏の著作が素晴らしいのは、具体性と、この「現場感覚」なんじゃないかと、常々思っている。
「時間管理」の重要性は、情報量が飛躍的に増大し、仕事が増大し、複雑化している中で、間違いなくビジネスマンにとっての基本スキルとなる。
「時間管理術」を取り入れることで生産性や効率を上げることは確かに重要だが、その方向性をどこに定めるか。
そのスタンスを確認するために読まれるべき作品だと思う。
結構感動したんだよなぁ、個人的には。