クラシック音楽で暑い夏を少しでも涼しく過ごそう!ということで「ボカロクラシカ納涼祭」が開催されています。わたしも参加してきました。
フェリックス・メンデルスゾーンの「ヴェネツィアの舟歌」という歌曲で、作品57「6つの歌」の5曲目です。アイルランドの詩人トマス・ムーアの詩をフェルディナント・フライリヒラートがドイツ語に訳した歌詞ですが、舞台はイタリアのヴェネツィア。なんだかややこしいです。
ロベルト・シューマンの「ミルテの花」にもこの詩に曲をつけたものがあります。シューマンのものは歌詞のとおりとてもウキウキしあわせそうな曲なのですが、このメンデルスゾーンのはどういうわけか哀愁漂う?雰囲気です。第1節を繰り返して終わるのですが、この曲を何度も聴いているうちに、「歌が終わってもニネッタが来なくて、しかたなくて第1節を繰り返しているのではないだろうか」「もしかして、ずっと待ってても来ないのでは……すっぽかされた?振られた?」としか思えなくなって、そういう感じでKAITOに歌ってもらうことにしました。結果、涼しいというよりはさびしい感じになってしまいましたが……。

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