現在、私は62歳で、現役で働いています。28歳で潟Vグマを創設し今期で34期になります。正直、60歳になってから働くことが面白く、楽しくなってきました。
今日までのいろいろな住まいづくりの経験を基に、大小関わらずお客様のためにいい仕事、いい工事をと思い、時にはお客様に怒られ、大変なこともありますが、工事が完成した後にお客様の「シグマさんに工事をして頂いてよかった」と喜ぶ顔を見ると、生きがいを感じます。
創業当時の私は、お客、売上げを増やすことに一生懸命でした。そのうち会社も安定してきて、仕事の合間に旅行、ゴルフ、家族サービスと全てに余裕なく、兎にも角にも一生懸命でした。今になって時々どうしてこんなに働いているのか考える時があります。そんな時、新聞に稲盛和夫(京セラ会長)の働き方「なぜ働くのか」「いかに働くのか」という本の紹介が載っていたのを読み、直ぐ本屋に行って買って読みました。あらためて稲盛会長の凄さ感じます。その中の一部を抜粋して紹介します。
「働く」ということは・・・試練を克服し、運命を好転させてくれる。まさに「万病に効く薬」今の自分の仕事に、もっと前向きに、出来れば無我夢中になるまで打込んでみてください。そうすれば必ず、苦難や挫折を克服することができるばかりか、想像もしなかった未来が開けてくるはずです。稲盛会長は働くことは「万病に効く薬」、あらゆる試練を拡幅し、人生を好転させていくことが出来る、妙薬(素晴らしい薬)だと思っています。私たちの人生は、様々な苦難から成り立って生ます。自分が望んだり、招いたりしたわけでもないのに、思いもかけない不幸が次々に襲ってきます。そのような苦難や不幸に翻弄されるとき、私たちは自ら運命をうらみ、つい打ちひしがれそうになってしまうものです。しかし、「働く」こと自体に、そのような過酷な運命を克服し、人生を明るく希望あふれるものにしていく、すばらしい力が秘められているのです。それは、私自身の人生を振り返ってみても、明らかです。「本当に価値ある人生」を送るためにも、私たちの「心を高める」ために働く、ど真剣に働く・・「人生を好転させる」、働くことが「人を作る」―
私は今、元気で働けることを幸せに感じています。あと何年働くことが出来るか分かりませんが、稲盛会長の言葉を良く理解し、お客様に喜ばれる仕事をして一日一日を大事に働きたいと思っています。

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