先日アップロードした本町の防災公園にあるモニュメント「2ブームレールジャンボー」についてです。
2ブームレールジャンボー
レールジャンボーは昭和22年、神岡鉱山に導入されました。
それまでの手持削岩機(レッグドリル)に比べ掘進効率や安全防災にも優れており坑内の作業を革新しました。このレールジャンボーは採掘に使用するダイナマイトを装填するための穴をあける機械で、改良や更新を重ねて長く神岡鉱山の貢献と繁栄を支えました。
昭和53年、採掘がタイヤ式ジャンボー・ロードホールダンプ等による国内初のトラックレスマイニング方式に切り替わるとともにレールジャンボーはその役割を終えました。
この「2ブームレールジャンボー」は古河鉱業(昭和44年製造)で、茂住鉱山において昭和53年まで使用されていました。
そうこの「2ブームレールジャンボー」は我々と
同級生!!
いわば厄年のこの年に防災公園のモニュメントとなった訳です。
神岡祭の渡御、還御の際にこの公園を通りますので、皆さん注意してみてみましょう(^^ゞ
そしてこのレールジャンボーの先には「モニュメントウォール」なる亜鉛を丸くくり抜いた穴があり、これは坑内近代化の原点であるレールジャンボーが鉱山の開削だけではなく、スーパーカミオカンデに繋がる風穴を開けた明るい未来を望んでいるようです。
そして反対側からは国内鉱山の先駆けとなる採掘技術を確立し、厳しい時代を乗り越えてきた神岡鉱山の深い歴史を表しています。


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