現在のラジコン戦車といえば、無論、タミヤの1/16シリーズです。私も、フルオペレーションのタイガーIとシャーマンを所有しております。これに赤外線バトルシステムを搭載すると迫力ある戦車ゲームが楽しめます。しかし、30年程前にも数カ所からエンジン戦車が発売されておりました。
写真は、三共製作所の、1/12サイズの大型エンジン戦車 キングタイガーです。他には昔のラジコンエンジン戦車といえば、1/10の関模型のタイガーI、1/16の三ッ星商店のレーシング戦車(74式MBT、キングタイガー、レオパルド)と1/12の三ッ星商店(キャタピラーモデル社)のタイガーIなどが、三共戦車と並んでいました。三ッ星商店の74式やタイガーIは、別に御紹介いたしておりますので、合わせて御覧下さい。
この三共のキングタイガーは当時なかりの注目を浴びていたと思います。値段も高価で、当時の定価で15万位したと記憶しております。今から20年以上前での値段ですので、現在の物価指数から換算すると、2〜3倍くらいでしょうか、、。
この三共戦車には他にもタイガーIや74式も出ていたと思いますが、このキングタイガーは、当初はオ−ダ−メ−ド(受注生産)だったとも聞いています。
大きさの概要は、全長約76cm 全高約27cm 重量約20Kgで、ボディ シャ−シ 砲塔 キャタピラなど、むろんすべて金属(鉄)製です。エンジンは、OS MAX-32SX-HT RING が搭載されています。途中で一部改良が加えられているそうですが、GPバージョン以外に、EPバージョンもあります。しかし、やはりエンジンでしょうか^^v。
キャタピラーの幅が5cmくらいありますが、20Kg以上の重量ですので、桧のフローリングに直に置くと、傷がついて怒られるので^^;、段ボール+エアーキャップの上に載せております。
シャーシが大きいだけに、内部構造は三ッ星のレーシング戦車と比べて、シンプルにまとまっています。3チャンネル3サーボで駆動します。エンジンコントロール用、左右の駆動配分用、前進後進切り替え用です。4チャンネル以上を使って、砲塔旋回やライトアップなど種々のギミックを搭載していた例を見たことがありますが、この戦車はオリジナルのままです。OS MAX-32SX-HT RING はリコイルが付いており、始動がかなり楽になります。戦車は狭く密閉されたシャーシにエンジンが入っておりますので、フライホイールについたファンを利用しエンジン本体が強制空冷されます。排気はマニホールド兼マフラーから、外部のタンク型のセカンドマフラーへ流れ、後方の2本の煙突マフラーから排気されます。水冷+ラジエーターがいいのかもしれません。
一度、ぜひ原っぱを疾走させて、その勇姿を観てみようと思いますが、こうして、室内で眺めていても、堂々としています。
で、こちらが、EPバージョンです。
こちらは、未組み立ての状態ですので、塗装から必要です。
モーターは巨大なモーター、ヘリ用?が付いています。アンプも12V対応のヘリ用です。動力以外は、両者とも共通です。
製作が楽しみです^^。


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