最近は、どうしてもはじめから自分で組み立てていきたいという贅沢な欲望から、数は極端に少ないですが、キットものをコレクションする傾向にあります。
しかし、今回は、久し振りにジャンクものを入手してみました。丁度、要所のパーツ(フロント周り、タイヤ、リンケージ、ビスや小物関係、バンパーなど)を所有していましたので、おそらくきれいに復活できると睨んでのことです。
ご覧のとおり、シャーシは油と泥とさびで、ボロボロです。まるで、土の中から掘り出したみたいです^^;。写真手前のエンジンは一緒に送られてきたFUJI-099ですが、これは付属していたクラッチのあたりから、おそらく、スピタルのサハリー09かと思われました。シャーシには別にヒートシンクの付いたENYA19VIが搭載されていました。
すべてをばらして、洗浄して汚れやさびを落とし、過美にならないように磨いたり、塗装やコーティングしなおして、パーツの交換や一部製作したりして、組み上げていきます。幸いに、シャーシ本体の歪みや曲りはなく、またギアボックス内はきれいで、ベルトも良好、エンヤ19エンジンも何とか生きていそうでした。タイヤも新品を持っていますが、一部ひび割れがある程度で、変形はなく弾力も保たれていて、ラバーコートをすれば十分再利用できそうです。燃料タンクも一見ドロドロでしたが、OK。メカはやむなしとして、ただ残念なことにボディーがありませんが、サイズ的に、ペットボトルで作れそうです。
こういった油と泥でドロドロの場合は、程度にもよりますが、泥と油が本体をコートしていて、外気から遮断される形になり、クラッシュしていなければ、けっこうパーツそのものの傷みは少なく、保たれていることが多いように感じます。
で、これは何かといいますと、HIROBO の1/8エンジンバギー、サンダーバギーです。1978年に発売になったものです。ちなみに、ブロンコやロータス7は、1977年です。

姉妹品に、フォードツーリング30がありますが、こちらはキットをコレクション(ヒロボーのカテゴリーをご覧ください)しており、シャーシの部分は共通ですので、取説は共用できます。また、ラジコン技術誌の1978年12号にサンダーバギーの詳しい特集が掲載されていますので、大変参考になります。
久しぶりに、レストアの意欲が湧いてきます。
分解洗浄塗装までは終えましたので、近々組み上げましたら、フォトアップいたします。

清掃済みのギアボックスやパーツです。

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