2015/3/21
バラ1を弾くピアニストたち【6・カツァリス】ショパン・バラード第1番 ピアノ
シプリアン・カツァリスは、フランスのピアニストです。「ショパンを弾く」というタイトルで教育TVでレッスンをしていたことがあるのを、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。チャイコフスキー国際コンクール、エリザベート王妃国際コンクールなどの入賞歴があります。
個性豊かな演奏です。普段隠れている(主役ではない)声部、内声(ソプラノやバス以外の内側の地味な役割の旋律)やバスを強調することで、その曲の意外な姿を見せてくれます。ショパンのワルツ集のCDでびっくりした覚えがあります。
演劇に例えれば、脇役を、主役より目立たせる演出と言うと伝わりやすいでしょうか?
そこまで内声を強調して弾いてほしいと、ショパンが思ったかどうかは、また別の話です。
でも、もし、ショパンの意には添わなかったとしても、「この曲には、こういう魅力もあるんだよ。」と見せてくれるような演奏は、それ自体、魅力も価値もあると思います。
実際、ショパンはあらゆる声部が素晴らしい!!
ショパンを弾かれるときは、是非、是非、各声部をバラバラにして、吹奏楽などで言えば「パート練習」をゆっくりしたテンポで、じっくり、その美しさを味わいながら、して頂きたいと思います。
「え?ここに、こんなメロディーあった?」となると思います。そうすることで曲への理解が深まります。
バラードでは、脇役の強調は、ほんの少しですが、もっと内声を強調したワルツ、載せておきます。ひらひらと速いところで、内声を強く弾いています。意外な面白さで、「こういうのも素敵かも・・」と思わせます。(カーネギーホールでの演奏です。)
最後まで読んでくださってありがとうございます。

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個性豊かな演奏です。普段隠れている(主役ではない)声部、内声(ソプラノやバス以外の内側の地味な役割の旋律)やバスを強調することで、その曲の意外な姿を見せてくれます。ショパンのワルツ集のCDでびっくりした覚えがあります。
演劇に例えれば、脇役を、主役より目立たせる演出と言うと伝わりやすいでしょうか?
そこまで内声を強調して弾いてほしいと、ショパンが思ったかどうかは、また別の話です。
でも、もし、ショパンの意には添わなかったとしても、「この曲には、こういう魅力もあるんだよ。」と見せてくれるような演奏は、それ自体、魅力も価値もあると思います。
実際、ショパンはあらゆる声部が素晴らしい!!
ショパンを弾かれるときは、是非、是非、各声部をバラバラにして、吹奏楽などで言えば「パート練習」をゆっくりしたテンポで、じっくり、その美しさを味わいながら、して頂きたいと思います。
「え?ここに、こんなメロディーあった?」となると思います。そうすることで曲への理解が深まります。
バラードでは、脇役の強調は、ほんの少しですが、もっと内声を強調したワルツ、載せておきます。ひらひらと速いところで、内声を強く弾いています。意外な面白さで、「こういうのも素敵かも・・」と思わせます。(カーネギーホールでの演奏です。)
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