2013/2/17
リヤカーの値打ち 紀子の日記
今日初めていらしたお客様達が店頭のリヤカーに釘付けになられました。
「まあ〜
懐かしい
これは本物のリヤカーでしょう?これっていくらしたの?」
「自分達でピンクに塗ったんですか?」
開店当時は毎日といっていいほどこんな話題で盛りあがっていましたが、最近ではもう風景となってしまっているので、リヤカーの話をするのは久しぶりでした。

リヤカーが珍しいことも忘れてしまっておりました。
ですので今日は今やプチフローラ紀子の看板備品となってしまったピンクのリヤカーについてのお話をさせていただきたいと思います。
これは、市場の部長が開店間もない時に
「開店祝いにあげるから店の看板にしてや

母が昔日高村で引いていたものやき、値打ち物だよ。」
と持ってきてくれたものです。
確かに・・・・日高村の鑑札がぶら下がり、引き縄もついています。
ただ、その姿は錆だらけで、タイヤもパンクしており、母の日近しの店頭には正直ゲロゲロ・・・・
(部長ごめんなんし・・))
その当時近くに自転車屋さんがありましたので、慌ててうんしょうんしょと修理に持ち込んだのですが、
「リヤカーのタイヤなんて自転車屋では無理だよ。バイク屋さんならなんとかしてくれるかも・・」
と言われてしまい、又持ち帰り・・・・

行きかう人の目にさらされながらの道中の恥ずかしかった事・・・・
昔から知っている遠い処のバイク屋さんに相談をし、トラックに載せて持ち帰ってもらいタイヤを交換してもらったのですが、その価格は3万円。
さあ次は錆をなんとかせねば手も服も汚れ放題です。
母の日の準備もそっちのけでありちゃんと二人サンドペーパーでごしごし。

ま、そこまでのところで母の日済むまではと休憩。
レトロなリヤカーは沢山のお客様の話題になり、笑いも誘い、人気者になったのですが・・・
母の日を終えてから何色にするか真剣に検討。かわいいピンクにしようと決定。
ペンキを買ってきて二人髪の毛や服にペンキをとばしながらえっちらおっちらピンク色に塗りましたが、素人仕事では車輪のところなどむらむらになってしまいました。
しばらく後、今は亡きペンキ屋の友人がむらむらのリヤカーを不憫に思って弟子を伴い塗りなおしに来てくれまして・・・・
それは丁寧に一から錆を落とし、さすがプロ。

ご好意でしたのでペンキ代とお弟子さんの日当のみで塗ってくれたのですが、それでも実費は1万円。
使っているうちに下に敷いてあった木が腐ってしまい、鉄工所をしている義弟にステンレスの板を特注。確か一万円?

よく値段を聞かれるのですがそういうわけでリヤカー自体は無料ですが、ここに至るまでの実費は5万円かかっています。
でも今やもうリヤカー自体が手に入りにくいのでしょうから値打ち物なんでしょうね。
それにこのリヤカー、使いこなすとかなりの優れもの。
片付けるときにはコンテナ8個積み重ねられますので、苗物が混じっている時期には合計最多で12ケースの鉢物が入ります。
そしてそのまま店内に収まるのですからなかなか快適。
最近では近所のお年寄りに
「津波が来たら私達をこのリヤカーに乗せて引っ張って逃げてね。」と頼りにされてしまっていますが、果たして私達にそんな馬力があるのか・・・・。
いろいろな人の手を借りていつの間にか看板になったうちのリヤカーは思い出一杯の一品。
他の備品は開店以来いろいろと代わりましたがこれだけは変わることなくこれからもずっと活躍してくれる事でしょう。
大事にせっせとタイヤに空気を入れてメンテナンスをする私達であります。
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「まあ〜



「自分達でピンクに塗ったんですか?」
開店当時は毎日といっていいほどこんな話題で盛りあがっていましたが、最近ではもう風景となってしまっているので、リヤカーの話をするのは久しぶりでした。


リヤカーが珍しいことも忘れてしまっておりました。

ですので今日は今やプチフローラ紀子の看板備品となってしまったピンクのリヤカーについてのお話をさせていただきたいと思います。
これは、市場の部長が開店間もない時に
「開店祝いにあげるから店の看板にしてや



と持ってきてくれたものです。
確かに・・・・日高村の鑑札がぶら下がり、引き縄もついています。
ただ、その姿は錆だらけで、タイヤもパンクしており、母の日近しの店頭には正直ゲロゲロ・・・・

その当時近くに自転車屋さんがありましたので、慌ててうんしょうんしょと修理に持ち込んだのですが、
「リヤカーのタイヤなんて自転車屋では無理だよ。バイク屋さんならなんとかしてくれるかも・・」
と言われてしまい、又持ち帰り・・・・


行きかう人の目にさらされながらの道中の恥ずかしかった事・・・・

昔から知っている遠い処のバイク屋さんに相談をし、トラックに載せて持ち帰ってもらいタイヤを交換してもらったのですが、その価格は3万円。

さあ次は錆をなんとかせねば手も服も汚れ放題です。

母の日の準備もそっちのけでありちゃんと二人サンドペーパーでごしごし。


ま、そこまでのところで母の日済むまではと休憩。

レトロなリヤカーは沢山のお客様の話題になり、笑いも誘い、人気者になったのですが・・・
母の日を終えてから何色にするか真剣に検討。かわいいピンクにしようと決定。
ペンキを買ってきて二人髪の毛や服にペンキをとばしながらえっちらおっちらピンク色に塗りましたが、素人仕事では車輪のところなどむらむらになってしまいました。
しばらく後、今は亡きペンキ屋の友人がむらむらのリヤカーを不憫に思って弟子を伴い塗りなおしに来てくれまして・・・・
それは丁寧に一から錆を落とし、さすがプロ。


ご好意でしたのでペンキ代とお弟子さんの日当のみで塗ってくれたのですが、それでも実費は1万円。
使っているうちに下に敷いてあった木が腐ってしまい、鉄工所をしている義弟にステンレスの板を特注。確か一万円?

よく値段を聞かれるのですがそういうわけでリヤカー自体は無料ですが、ここに至るまでの実費は5万円かかっています。

でも今やもうリヤカー自体が手に入りにくいのでしょうから値打ち物なんでしょうね。
それにこのリヤカー、使いこなすとかなりの優れもの。
片付けるときにはコンテナ8個積み重ねられますので、苗物が混じっている時期には合計最多で12ケースの鉢物が入ります。
そしてそのまま店内に収まるのですからなかなか快適。

最近では近所のお年寄りに
「津波が来たら私達をこのリヤカーに乗せて引っ張って逃げてね。」と頼りにされてしまっていますが、果たして私達にそんな馬力があるのか・・・・。
いろいろな人の手を借りていつの間にか看板になったうちのリヤカーは思い出一杯の一品。
他の備品は開店以来いろいろと代わりましたがこれだけは変わることなくこれからもずっと活躍してくれる事でしょう。
大事にせっせとタイヤに空気を入れてメンテナンスをする私達であります。


2013/2/18 12:29
投稿者:petit-flore_nori
2013/2/17 19:25
投稿者:みかん
素敵なリヤカーですね。(^^)
愛媛の高校の中には、リヤカーに育てた花を乗せて町を売り歩く伝統がありまして、高校生がリヤカーを引く光景を見れる町があります。
近くでは、高知県と接している北宇和高校です。(^o^)
愛媛の高校の中には、リヤカーに育てた花を乗せて町を売り歩く伝統がありまして、高校生がリヤカーを引く光景を見れる町があります。
近くでは、高知県と接している北宇和高校です。(^o^)
そんな伝統はずっと続けてもらいたいな。
じゃないとリヤカーを知らない人ばかりになってしまいますものね。
http://happy.ap.teacup.com/petit-flore_nori/