〜コネタ 754〜
世に多いのは「○○夫婦」?
私の年齢(33歳)が、最も頻繁なタイミングなのだろうか。
とにかく、周囲の同世代が結婚ラッシュ。
私をさしおいて。
そして、傍から見ていると色々な組み合わせがあるように思うのだ。
まさにラブラブなカップル。
結婚しても友達ノリのままでいるカップル。
一定の距離感を保っているように見えるカップルも。
だが、この印象はあくまで外から見た第三者の意見。
本人たちは、自分らのことをどう思っているのだろう?
そこで、このデータが興味深いのだ。
株式会社リクルートの「ブライダル総研」は、
「自分たちの関係を一言で〇〇夫婦と表現するなら何と言うか?」
(首都圏、東海、関西在住の20〜60代の
既婚者及び離婚経験のある独身者、計1200人を対象)
というアンケートを実施している。
ここから見えてきた、夫婦関係の状況や特徴がチョット面白いのです。
もう、上から順に列挙して行こう。
1位が「ともだち夫婦」(124ポイント)、
2位が「なかよし夫婦」(116ポイント)、
3位「似たもの夫婦」(72ポイント)、
4位「ふつうの夫婦」(62ポイント)、
5位「おしどり夫婦」(39ポイント)、
6位「仮面夫婦」(32ポイント)、
7位「空気(空気のような)夫婦」(30ポイント)……、
といったランキングに。
どうでしょう?
1位と2位が、他を大きく引き離していて。
上位2項目ともに、何とも羨ましい関係というか……。
そこで、ここからは年齢による考察も行っていきたい。
確かに「ともだち夫婦」「なかよし夫婦」に関しては、
どの年代も上位に入ってくるのだが、
それ以外の上位項目が年代別にかなり異なっているのだ。
例えば、
20代男性の3位には「おしどり夫婦」、
20代女性の3位には「ラブラブ夫婦」
がランクインしている。
まだまだ、アツアツなのだろう。
これが30代になると、
男性の2位と女性の3位に「似たもの夫婦」が食い込んでいる。
ちょっと、円熟が加味されたか?
そして40代。
男性の1位と女性の3位に挙がっているのは、
「ふつうの夫婦」という項目。
これが50代になると、
「空気のような夫婦」が男性の5位で女性の3位。
60代は、男性の2位に「おしどり夫婦」が入り、
女性の4位は「同士夫婦」という結果となった。
なるほど。
上位に入ってくる項目が、
まさに夫婦の時間の変遷の特徴と言える気もするな……。
そして、最後にキナ臭いテーマも……。
ランキングを眺めていると、
ちょっと危険な項目が見受けられるのだ。
それは「仮面夫婦」。
これがチラホラ見受けられるようになるのは、
30代のランキング結果から。
男性30代の6位と女性30代の4位に、
思いっきり「仮面夫婦」がランクインしている。
これは40代でも変わらず。
男性40代の4位が「仮面夫婦」で、
女性40代の5位も「仮面夫婦」である。
まだだ。男性50代と女性50代の5位も「仮面夫婦」。
60代から、ようやく「仮面夫婦」はランク外となった。
これらのデータ全体を見て、ある流れが推察できる。
恋人が夫婦となって生活を共にするうちに、
二人は段々と“似たもの”になっていく。
その後40〜50代で、
パートナーの存在が当たり前に感じられる仲に。
そして60代は仕事のリタイアや子供の独立で、
夫婦が向きあう時間に再び突入。
結果、夫婦関係に“より戻し現象”が起こる。
……こんな大河ドラマが、
人生の二人三脚では展開されるのかもしれない。
しかし、どんな困難があっても二人で砂をつかんで立ち上がる。
これぞ、夫婦。
そんな業の深い人間模様が、実に美しかったりする。
(寺西ジャジューカ)
お世話になったのは、
「
http://www.excite.co.jp/」
エキサイトのコネタです。

0