〜コネタ 733〜
足の動きで「省エネ」できるフットヒーター
やっと涼しくなってきて「うれしいな」と思ったら、
ちょっと風邪気味になってしまった。
靴下を履かないで夜遅くまで机仕事をして、
足元を冷やしてしまったのが原因だろうか。
ともかくこれからは寒い季節なのだから、
しっかり防寒対策しなければ!
なので、今回は足元を暖めるアイテムを紹介したい。
その名はズバリ、『メトロ フットヒーター』(山善)。
テーブル、机の下になど置いて使う。
この製品、ちょっと凄いのは
足の動きをモーションセンサーで感知して、
自動で省エネモードに移行し、
30分静止状態になると電源がオフになること。
これにより節電効果が期待でき、消し忘れの心配もない。
そして、スイッチを入れてから約20秒で暖かくなる
というのもうれしい。
ではまず、足の動きを感知して省エネモードに自動で切り替わる
という機能について、メーカーの山善さんに聞いてみた。
「操作盤の真ん中にモーションセンサーがあり、
このセンサーを中心として
半径約2メートルの範囲で足の動きを感知します」
「足の動きを感知している間はフル稼働モードとなり、
5分以上モーションセンサーに反応がない状態が続くと、
自動的に省エネモード(運転待機モード)に切り替わります。
さらに5分以上反応がない状態になると、
自動的に運転を停止します」
なるほど、自然と足をムズムズさせているときにフル稼働して、
足が5分以上静止しているとき、
または足が半径約2メートル以内にないときは
省エネモードになるわけだ。
つぎに、スイッチを入れてから約20秒で暖かくなる
即暖設計を実現した仕組みはどうなっているのか。
「即暖性に優れているのは、
ヒーターの発熱部に熱伝導性が高いアルミ板を使用しているからです」
「そして、発熱体には
薄くて蓄熱性の高いマイカヒーターを挟んでいるため、
ヒーターからの熱を逃がさず
アルミケース全体(足を置く面)を均一に暖めます」
ちなみに、マイカヒーターとは
絶縁体であるマイカ(雲母)板に発熱体を挟み込んだ
平面ヒーターの一種で、
ポット、炊飯器、アイロン、暖房便座などに
よく使用されているそうだ。
足の動きを感知し、速く、均一に暖められるヒーターである一方、
昨今注目の省エネ効果はどうか。
「マイコン制御でヒーターを短い間隔でオン・オフさせることで、
1時間あたりの電力量を抑えました。
温度調節を“強”で運転した場合の1時間あたりの電力量は
わずか60ワット、電気代は約1.3円です」
「一概には対比できませんが、
エアコン(暖房6〜9畳)では1時間で平均的に500ワット前後、
電気代で10円〜11円というように言われています」
おぉ〜、約10分の1の電気代で済むのはとっても有難い。
足元暖め重視の筆者としては、是非とも欲しい製品である。
(羽石竜示)
お世話になったのは、
「
http://www.excite.co.jp/」
エキサイトのコネタです。

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