〜コネタ 286〜
選挙の直前に引越 投票できるの?
「いよいよ政権交代か?」
今回の衆院選は注目度抜群。
だが、筆者にはひとつ気がかりなことがある。
実はつい最近、引越をしたのだ。
昔どこかで習った覚えがあるけれど、
たしか、選挙前に3カ月間住んでいないと投票できないはず。
でも、今回は地方の選挙じゃなくて国の選挙。
同じ日本国民なのに、引越しただけでどうして投票できないのだろう。
心配しながら役場で話を聞いてみると、
引越前の住所地で投票できるという。
制度についていろいろ調べた後で、
都内のある選挙管理員会に尋ねてみた。
まずわかったのは、
投票は「日本人の大人だ」ってだけではできないこと。
市区町村がつくる「選挙人名簿」に
自分の名前が載っていないとダメなのだ。
でも、名前を載せるのに特別な手続はいらない。
成人したり、転入届を出してから3カ月以上たったりすると、
自動的に名前が載るのである。
今回の衆院選の名簿は8月17日に作られたので、
その3カ月前、5月17日までに
役場に「転入届」を出した人は、
ちゃんと名簿に名前が載っていて、
今住んでいる所で投票できる。
問題は5月18日以後に転入届を出した場合。
いろんなパターンがあって一概には言えないけれど、
転出日から4カ月間は前の住所地の選挙人名簿に
自分の名前が残っている。
だから、新しい住所地で投票できない場合は、
引越前の住所地で投票できると思っていいようだ。
「きちんと(転出・転入の)手続をしていれば、
引越前の住所地の選挙管理委員会から
『選挙のお知らせ』が届くはずです」(選挙管理委員会)
さて、筆者の場合は引越距離が短かったからいいが、
大阪から東京に引越したなんて場合はどうすればいいのか。
投票のためだけに大阪まで行くなんて、ちょっとムリ。
だが、そんな時は「不在者投票」ができる。
引越前の住所地の選挙管理委員会に頼んで、
投票用紙を新しい住所宛に送ってもらうのだ。
それを持って8月29日までに新住所地の選挙管理委員会に行くと、
その場で不在者投票できる。
「ただ、手続は郵送で行われますので、
その時間を考えて早めにお願いします」(選挙管理委員会)
そんな面倒くさいこと……なんて思ったアナタ。
筆者も、もう少し簡単に手続できればいいな
とは思うけれど、
政治家は投票しない人たちにはなかなか目を向けてくれないもの。
少し面倒だけど、一度経験してみてはいかが?
不在者投票は手続に少し時間がかかる。
くれぐれも、お早めに。
(R&S)
お世話になったのは、
「
http://www.excite.co.jp/」
エキサイトのコネタです。

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