薬の副作用2477症例、HP公開始まる
厚生労働省の独立行政法人・医薬品医療機器総合機構は31日、
製薬企業が報告した医薬品のすべての副作用情報について、
ホームページ
(http://www.info.pmda.go.jp)で公開を始めた。
公開したのは、
2004年4月分の副作用情報で、
732医薬品の2477症例。
患者の性別と年齢、病名、副作用の内容、原因として疑われる薬、
併用した薬などを記している。
このうち、患者が死亡し副作用が否定できない症例は63例で、
最も多いのは肺がん治療薬ゲフィチニブ(商品名イレッサ)の
12例だった。
全件公開のため、
副作用との因果関係が否定された情報についても、
注意書き付きで掲載した。
04年5月以降の副作用報告も順次公表し、
2007年度中に、
報告から半年程度で公開できる体制を整える方針。
副作用報告はこれまで、
未知の副作用や、
使用上の注意書きが改訂されたケースに限って公開してきた。
しかし、昨年度は
約2万5000件の副作用報告に対し公開は
1872件で、薬害問題を追及する市民団体などから、
全件公開を求める声が高まっていた。
同機構は同じホームページで、
患者向けに医薬品の使い方や副作用をわかりやすく解説した
ガイドの掲載も始めた。
こりゃあ、助かるね。
こういうのがあると、医者も不用意に薬パカパカ出せないしね。

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