歌川令三著「新聞がなくなる日」(草志社)を読みました。
インターネットのせいで、2030年までに、現在の日本の新聞のシステムが崩壊するという予測です。
ただ、4年前に発刊された本です。
当時は衝撃的内容だったと思いますが、今ではあまり目新しくはありません。
PCでネットに接続すれば、即座にニュースが目に飛込んできます。
速報性で、新聞は歯が立ちません。
そのうえ、ネットは安い。
アメリカや韓国では、多数の市民記者が電子新聞に記事を寄せているそうです。
では、プロの新聞記者は要らなくなるのでしょうか?
そんなことはない、と著者は考えます。
でも、そうでしょうか?
私は日経と岐阜新聞を購読しています。
ときどき、両紙に全く同じ記事が載ります。
それは、両紙とも、通信社から記事を買っているからでしょう。
通信社があれば、ニュース源には困らないのではないでしょうか?
では、ローカルなニュースはどうでしょう?
多くが、県警や県庁、市役所などの公式発表を焼き直しているだけのように見受けられます。
あるいは、記事にしてほしいと当事者から依頼されたもの。
さすがプロの新聞記者ならではの記事だ、と評価されなければ生き残れないのではないでしょうか?

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