昨日、大垣市守屋多々志美術館に行ってきました。
大垣設備発行無料情報誌「FineLife2022夏号」の取材のためです。
この美術館は、よく大垣市広報などに載りますが、大垣市の栄誉市民で文化勲章受章者の日本画家守屋多々志の3,300点におよぶ作品や資料を紹介しています。
常設展示は行っておらず、2か月ごとに企画展として入れ替えて展示しています。
現在は、「ふるさと大垣と芭蕉」という第89回企画展を開催中。
守屋の実家は大垣市船町のあたりにあり、味噌の製造をしていました。
その後、やはり大垣市内の米屋に養子に出されます。
大垣のことが大好きだったようで、数多くの風景画が残されています。
正直、私は守屋多々志が描いた絵はまったく知りませんでした。
どれも穏やかな人柄がにじみ出たような作品でした。
入館時にもらったリーフレットに掲載されている作品のうち、昨日見ることができたのは2−3点。
何度も通わないと、代表作を全部みることはできません。
美術館の建物は、昭和2年に大垣貯蓄銀行の本店として建てられました。
大垣貯蓄銀行は、昭和18年に大垣共立銀行と合併したようです。
その後、百貨店などとして使われていました。
私が子どもの頃は、「マルイ百貨店」、その後「名鉄マルイ百貨店」だったと思います。
Wikipediaで調べると、「丸物百貨店大垣支店」だった時期がありますが、憶えていません。
3階建ての上に展望台がありました。
すると4階建てくらいの高さになりますが、当時は大垣市内がよく見渡せました。
現在、美術館は、1・2階を使用していますが、所有者である大垣共立銀行が市に無償で提供しているそうです。