昨日、名古屋に行きました。
電車に乗るのはひさしぶりです。
TOICAを使うのは、もっとひさしぶり。
残額がいくらくらいあるのかも忘れてしまったので、まずは大垣駅でTOICAにチャージしました。
目的地は愛知県美術館。
独立した敷地・建物を持たず、栄のオアシス21のとなりにある愛知芸術文化センターの10階にあります。
現在、企画展「曽我蕭白 奇想ここに極まれり」が開催されています。
曾我蕭白は、辻 惟雄著「奇想の系譜」で紹介され、一躍有名になった江戸時代中期の絵師です。
不気味な表情の仙人や童子を描いた鮮やかな色彩の作品が思い浮かびます。
しかし、生涯で描いたうちではカラフルな作品は少なく、水墨画が圧倒的に多かったようです。
精密な山水画や鷹の絵なども多く、技量はたいしたものでした。
しかし、ある期間だけ、あえて狂気じみた作風にチャレンジしたようです。
伊藤若冲ほどの人気は、これからも出ないのではないかと思いました。
常設展の「コレクション展」は洋画(外国映画ではなく、西洋の様式で描かれた絵画)を取り上げていました。
日本人画家の作品ばかりでしたが、あまりピンと来ませんでした。
日本画の方がきれいだと思いました。
愛知県美術館の中庭にすごい彫刻作品を見つけました。
同じフロアで、たまたま4つの作品展が開催されていました。
2つは書道、1つは絵画、1つはポスターです。
ポスター展だけはスキップして、3つの作品展をのぞいてみました。
どれも入場無料でした。
このうち「第38回産経国際書展中部展」は、大がかりなものでした。
ネットで調べると、「産経国際書展」は、「四大書道展」のひとつです。
「中部展」は、中部地方の書家の作品を集めたもののようです。
総理大臣賞や高円宮賞なども授与されるレベルの高い作品展でした。
書道をたしなむわけではなく、審美眼はありませんが、なるほど上手いものだと感心する作品ぞろいでした。