昨日、彫刻教室が開かれました。
そこで趣味の仏像彫刻を教わっています。
現在取り組んでいる毘沙門天(びしゃもんてん)立像(りゅうぞう)を持参し、先生の指導を受けました。
一番心配だったのは、各パーツの位置が合っているのか、はたしてバランスが取れているのかどうかでした。
先生は、ぐるっと見回して、「これでいいでしょう。このまま細部を彫り進めてください。」とおっしゃいました!
よかった!
それから、いつもより時間をかけて彫ってくださいました。
顔などに手を入れていただきました。
教科書(松久佳遊監修「毘沙門天を彫る」(淡交社))は写真が豊富です。
しかし、それでも細部がどうなっているか、よくわからないところがあります。
毘沙門天など天部の多くは、甲冑を着けているのですが、その下には、天衣(てんね)や裳(も)、袴(こ)などを重ね着しています。
たくさんあるヒラヒラが、どの衣装のどの部分かよくわかりません。
「省略してもいいですよ」と先生。
へえ、そうなのか!
「ここが膝ですから・・・」と先生は理にかなった指導をしてくれます。
ちなみに赤丸を付けたところが膝です。
方向性は正しかったので、安心して彫り進めたいと思います。