日本銀行によるマイナス金利などの金融緩和政策で、銀行などの金融機関は苦境に陥っています。
預金を集め、それを企業に貸し付けるという本来の業務では利益を得にくくなっています。
行員を減らしたり、支店を減らしたり、というニュースが目に入ります。
「脱・銀行」を標榜する銀行まで現れました。
振込手数料をはじめとする各種手数料を値上げする動きが顕著です。
大垣設備には、缶コーヒーなどの自動販売機が1台だけあって、硬貨がたまります。
回収するたびに、ちゃんと数えます。
ただ、ほかの小銭の入金を混ぜたり、お釣りに使ったりして、金額は分からなくなります。
たくさんたまったところで、近くの信用金庫に持参し、当座預金口座に入れてもらいます。
入金伝票の金額欄は記入せず、窓口の女性職員に数えてもらうよう依頼します。
いつも気持ちよく応対してもらっていました。
ところが、今回は、申し訳なさそうに、
「4月から有料になります。」
と告げられました。
今までも、両替手数料というものがありました。
しかし、自社口座に入金する場合は、硬貨がどれだけあっても手数料を取られることはありませんでした。
4月からは、「硬貨入金」は「円貨両替手数料」の対象になるというのです。
だいたい3万円くらい持っていきますが、それで1080円の手数料になります(金額ではなく、枚数によります)。
約3%です。
クレジットカードの手数料に近い金額です。
キャッシュレス社会への転換は、金融機関にとっても人手を減らせて助かるのでしょうね。