一昨日、岐阜県中小企業家同友会の定時総会が開催されました。
会場は、いつもは岐阜市内のホテルなのですが、今回は大垣フォーラムホテルでした。
総会なので、当然、議事があります。
私は、議長でした。
普通、議長は、「なにぶん不慣れですので・・・」なんて、あいさつから始めるものです。
でも、私がそんなことを言うと、「慣れてるだろ!」とヤジが飛びかねません。
その通り、慣れています。(^_^;)
今回の記念講演は、(株)高田自動車学校の田村社長でした。
東日本大震災の津波のニュースで、なんども取り上げられた陸前高田市からお越しくださいました。
震災後、全国の中小企業家同友会から真っ先に救援物資が新潟や秋田経由で被災地に運び込まれることになりました。
それを市民に分配してもらおうと思っても、市役所は壊滅状態でした。
そこで、高田ドライビングスクールが受け入れ基地となり、社員たちが避難所への分配にあたりました。
ハンカチをグショグショにしながら、そんな苦労話を聞くのだと思っていました。
ところが、違いました。
悲惨な状況のなかで前向きに困難に立ち向かい、そして、現在も復興の中心メンバーになっています。
聞いている私たちが元気づけられるような内容でした。
田村さんは、ガレキは外に運び出すべきでないと言います。
放射能ウンヌンじゃなくて、金がかかりすぎるからです。
海岸に近いエリアに、まずコンクリート系ガレキを撒き、その上に木質系ガレキを載せ、さらに土で覆い、農地にすればいいと主張されています。
懇親会で、あいさつに行き、地元ローカル鉄道のJR大船渡線の状況を尋ねました。
そしたら、気仙沼から先は不通のままであるが、復旧させるべきではないとおっしゃいました。
もともと赤字路線だからです。
やはり経営者、筋金入りの中小企業家です。
情緒に流されず、冷静に見ていらっしゃいます。
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