室内灯の組込みをして、薄暗い部屋の中で夜行列車の運転をする・・・誰しもが考えるであろうシーンではないでしょうか?残念ながら今回は予算の関係上、白色室内灯の組込みは見送りましたが、その準備工事だけは手がけてみました。

まずこちらの画像。何の加工もせず室内灯を組み込んでみました。ぱっと見、特別に不具合はなさそうですが、実は上中段寝台用小窓がダウト。座席使用時は上中段寝台は格納されています。そのためこの小窓から光が漏れることはないのです。
じゃあ、昨日作業した寝台セット状態の場合はどうでしょう。ボディだけ載せ変えてみました。

メンディングテープで止めているだけなので、結構豪快に光が漏れています。寝台状態だから、上中段小窓から光が漏れていてもよさそうにも思えます。が、ここでコダワリが出てきます。開放寝台といっても1区分あたりはカーテンで仕切られています。上中段も同様。なおかつ小窓部分はスライド式の蓋がついていてそれがカーテン代わりとなっています。
というわけで、遮光作業を行います。

おなじみビニルテープを使用します。上中段小窓周辺には凹凸があるので一直線に貼ることが出来ません。数ミリ四方に切り出したテープを一つ一つ貼っていきます。

ブラインドを貼り付けた窓については一直線に貼り付け、小窓部分だけ別作業。
まずは寝台状態の車両から。

引きで撮ると点いているのかどうか判らないため、アップで撮影。もっと遮光してもよさそうです。小窓については全く漏れていません。ちなみに業務用室の窓はグレーのビニルテープを貼り、ロールカーテンが閉まっている状態を表現しています。
続いて座席状態の車両。

小窓部分が塞がれて、思い描いたとおりに再現できました。室内座席は以前に
ご紹介した座席シールです。室内灯で照らされるとその存在感がいっそうUPします。今回の583系大量増備で今後はこの作業が中心になりそうです。

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