鉄道模型をいじっていると1日があっという間に過ぎてしまいます。仕事をしてると1時間ですら長いのに・・・。でも子供のころも同じですね。50分の授業がとてつもなく長く感じていましたから。
インプレでも触れましたが、LEDを使ったヘッドライトのため白色光線となっている583系。最近の車両であれば実物どおりとなりますが、国鉄型車両では違和感を感じてしまいます。

室内灯やヘッドマークの照射には蛍光灯のような白色が有効ですが、電球を使っているヘッドライトならば、やはりオレンジがかった電球色。一作業あたり約5分程度で再現を行います。使うのは「クリアオレンジ」。

まずは床下を外し、ライトユニットを取り出します。さらにこのユニットを分解すると、導光のプリズムが現れます。分解しすぎるとパーツの紛失や破損の恐れがあるので、最小限にとどめた方が無難です。

赤いのは当然テールライト。その上にある透明のプリズムをまっすぐに抜き取ります。折損すると「変え」がないので慎重に・・・。
LEDの光はこのプリズムの折れ曲がっているところで屈折しながら進みます。色をつけるのはこの角の部分だけでOK。

同じように屋根上のヘッドライトもプリズムを抜き出し角のところにクリアオレンジをさしてあげます。

大量の塗装ではないのですぐに乾きます。そうしたら逆の手順で組み立て、通電テスト。

最初の画像との違いがお解かりいただけるでしょうか?オレンジがかった電球色になりました。でもヘッドマークは白色に点灯しています。
485系200番台が出たときに、コレを試してみたのですが、プリズムが折れ曲がっているところにクリアオレンジで色指しをするのが一番自然な電球色になるようです。
リアルに見せるお手軽工作でした。

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