ちまっこい作業が多くてなかなか派手な進捗がありませんが、もうしばらくお付き合いくださいm(_ _)m
また「今さら」ですが、旧103のボディーには必要なモールドが無いので、とてもあっさりしています。初期製品なのでいたしかたないことですが、改造のタネとしてはもってこいでもあることは言うまでもありません。

「車側表示灯」とはご存じの方が多数でしょうが、乗降扉が開いたときに点灯する赤いランプ。でもいろいろと調べると「あ、そうなんだ」と、なんとなく判っていた気になっていたことが明らかになりました。
まず、大まかに4種類くらいあって・・・
@戸締め用=赤A非常警報用=オレンジB故障表示=白C冷房故障=青
との区分だそうです。戸締め以外のランプがついているところを見る機会は稀ですから、あまり気に留めていませんでした。
で、今回の103系(非冷房車)に当てはめると必要なのは@〜Bまで。全車についているのが@とA。モハユニットのうちM車についているのがBということが判明しました。それぞれの位置関係は次の通り・・・(一部推察もありますが)
1-3位側(上からクモハ103 クハ103 モハ102 モハ103 サハ103 赤=戸締め 黄=非常 白=故障)

2-4位側
では、モールドの無い旧103系に車側表示灯をつけていきます。使うのは0.3mmの真鍮線。まず上記の位置関係を見ながら、ケガキ棒で印をつけていきます。

同時に0.3mmのピンバイスで穴を開けていきます。通常0.3mmの真鍮線を差し込むのには一回り大きめのピンバイスを使いたいところですが、ここは隙間を極力作りたくないと考え0.3mmを使用しました。

開いた穴に真鍮線を差し込む・・・というよりねじ込みます。そして裏側から液体瞬間接着剤を流します。(「流す」と言ってもダイレクトに流すのではなく、爪楊枝か針の先端に微量を含ませ、裏側の穴にこすりつける程度)

表側は余分なところをカットし、鋭利な先端をやすりで整えて完成。
新103のボディーの方もいらないモールドがあったりしていますので、それは削り落しておきます(とくにモハ102とモハ103とサハ103は流用されていますので)
車側表示灯自体あまり目立ちませんが、縁の下(幕板ですが・・・)の力持ち的な存在と感じさせます。ま、この改造がなければ永遠に調べなかったであろう存在でしたから、今回はいい勉強になりました。

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