やっと発売した通勤型気動車キハ35系列。キハ30が9月下旬に繰り下げられたので、一括納品だから納期はもっと後になるかと思っていましたが、そういえば追加で購入を決めたキハ35とキハ36のT車2両は別の通販店に注文したので、早期導入されました。

この日に併せて22年前の鉄道ピクトリアルは入手済みで、予習は万全のつもりです。

個人的にキハ35系列といえば八高線、川越線、相模線で、特に電化直前の川越線の長編成列車のイメージが強く残っています。

実車は昭和36年に登場。まず片運転台トイレ付のキハ35と同トイレなしのキハ36が登場しました。その翌年に両運転台のキハ30が登場しています。そう考えると今回の発売は実車どおりとも言えますが・・・。通勤型ということで、屋根上にはグローブ型ベンチレータ、側面は両開きドアが片側3か所。室内はロングシートとなっています。

キハ35系列の特徴といえば何といっても外吊りドアで、他に例を見ない(試作では451系などにありましたが)外観が目を引きます。

模型の方ではこの扉間の戸当たりゴムにグレーを指すという手の入れよう。全体的なプロポーションは実車をイメージするにはピッタリな感じ。この辺はさすがKATOといったところ。

側窓上段の取っ手なども再現されていますが、101系からの流れを汲んでいるようです。
ただガッカリポイントがいくつか(も)あります。まずヘッドライトの光量が少ない点でしょうか。

点灯している姿は「簡易シールドビーム改造」然としていてややガッカリ。これはたぶん構造的に仕方がないのかもしれませんが、ヘッドライトがプリズムごと別パーツとなっているので屈折の問題か何かが影響しているのかもしれません。別パーツというのも将来的なグレードアップパーツによるシールドビーム化(これも101系と同じように)を視野に入れているのかもしれません。それに併せて、ヘッドライトの大きさがやや大きい印象。

イメージとしては一回りくらい小さくてもいいような感じです。
もう一つはホロ枠。模型の状態ではホロが必ず編成の両端に付くことになりますが、幌を外すと・・・

定番ですが、穴があいてしまいます。前出の鉄ピク画像のようにホロを外した顔が再現できません。
おそらく将来的にはバリエーション展開がなされて首都圏色なんかが出てくるとは思いますが、模型の原型となっているところは修正されることは無いかもしれません。
と言うことで、実は購入予定段階から考えていたキハ35系列の改造計画。単なる色の塗り替えだけでなく、いつものように自分の技量に応じながらグレードアップはできないものかと考えています。さしあたって「シールドビーム化」「全面補強」など国鉄末期、電化直前の川越線のように。さらには500番台、900番台などと妄想は膨らむばかり。
とりあえず「改造ありき」ということで、別パーツは取り付けずに置いておこうかと思います。

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