私は181系と言うと上越特急「とき」を連想してしまいます。

これは上野好きとかではなくて、世代による印象なのかなぁと勝手に思っていますが、生で181系を見た記憶があるのは「とき」しかないからでしょうか。
「とき」として活躍していた時代は181系ファミリーにとっては最末期。当局の181系「とき」はそんな昭和55年ごろの時代設定としてみました。活躍期間が長かったこともあるのでしょうが、車種のレパートリーが豊富で、結構改造ネタになるようです。模型はいわずと知れたKATOの181系で数年前に再販されたときに初めて手にしました。
製品の181系クハはクロ151改造の50/60番台。購入時に悩んだのですが、100番台編成を作るべく、意を決して大改造を施してあります。サハにクハの運転台を切り継ぐわけですが、当然再塗装も必要でこのためにスプレーワークを購入した覚えがあります。(それ以降一度も使っていませんが・・・)

車体のほかに台車もTR69(485系などと同じ形)を履いており、ASSYパーツを使いました。

↑の画像をよーく見ると、オリジナル塗装との境界線が見えたりしていますが、初めての作業としてはこんなもんだろうと思っています。
さてさて、上野方の先頭車にはクハ180を作りました。切り継ぎ作業などはクハ181と同じですが、先頭部分が自連むき出しの姿。

開放テコの取り付けなど細部が未施工ですが、イメージはなんとなく出来上がりました。
末期の181系「とき」編成で特徴的だったのが、サロのデコボコ編成。

↑はサロ181-1051。実車はサロ481から改造されています。無論模型でもKATOのサロ481のボディーにサロ181の屋根板を載せ、初期車のイメージにしてみました。

↑はサロ181-1101。181系として新製された車両ですが、上越新幹線開業後に481系への転用を見越して製造されたため、基本設計は481系となっています。模型ではKATOのサロ481を改造し、一応それらしく見えるようにしてみました。正確には妻面から側扉までの長さなど修正箇所があるのですが、今回の改造では車端の業務用室窓と行先表示器窓のみの加工としています。

そして模型でも再現できたのがこのデコボコ具合。181系の車高の低さがうかがえます。

元々「とき」に連結されていたグリーン車両のモロユニット。昭和53年の組成変更で一部は普通車両に格下げし200番台を名乗っていました。グリーン車マークを消して、2、3号車に入れています。実車は格下げと同時に車内も格下げされて、窓の並びと座席位置がずれていたと言うお話もあるそうですが、こちらは未改造としています。
各車両の車番はくろま屋のインレタを使用しています。実車は車齢が高かったこともあり、頻繁に組み換えが行われていたようで、調子の良いユニットが優先的に稼動していたのかもしれません。そのため、特定の編成と言うことではなく、昭和54〜57年に新潟区に所属していた車両を選定しています。無論ユニットごとに選択しています。
さて実車の181系は昭和57年の上越新幹線開業により全車引退しました。そして昨年オープンした大宮の鉄道博物館に上沼垂で保存されていたクハ181が展示されているとのこと。まだ鉄道博物館にはいっていませんが、そのときはぜひその流麗な先頭部をじっくりと観察したいなぁと思っています。

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