材料費二百円を支払って、もう籠なれば底、シエードの様な物であれば上部、もう篭目模様の編み掛けが幾つか、早速一つ手にして編みかける。足助からのボランテヤの人たちに手助けをして貰いながらやっと一個仕上げる。丹波の学校で男子のみ、籠の先生が週一度見えて教えていらっしゃった事。少々羨ましかったことが成就した喜び。其の事を友達に話すと自分も是非やって見たいと。漸く七月八日二回目の講習に又挑戦。この日はロンドンのテロのあった翌日。入念な入場検査で少々遅れるが、会場へ、友も友達を連れて瀬戸会場にて落ち合う。二回目は宣伝か意外に多くの人達。準備された竹製品が足らないやとも、一個ずつの申し込み。今回も二百円なのだ。さー手ぐすね引いてとは行かない。そういえば、長久手日本館の屋根が同じ編み方で編んであると思いながら、頑張って編み上げる。友達も其の友達も頑張ってそれなりに上手に編み上げていた。教えてくださる先生の編み方にも、少し違いはあるがまあまあ形には仕上がって夫々手にして其処でお別れとした。きっと満足しての事と思う。私は、時間が半端なので、もう一度交渉して予約して午後の部も手に入れた。午後はすらすら出来ると思いきや、とんでもなく苦労してそれでも何とか仕上げて周りを張る紙これを染めて歌の一首でもと心に浮かべながらさようならをした

0