2010/7/3

生きた森、死んだ森  スローライフ

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「龍馬のふるさと・高知」に行ってきました。
6月19日。前日の雨が少し残っていましたが、集合場所の大阪駅に12名の参加者の方が集まりました。 バスに乗り込んで、いざ出発。仕事がらみでないワイワイとした旅の道中は楽しいものです。ましてや、今、話題沸騰の龍馬のふるさと「高知」となれば、みんなのテンションも上がるはずです。
とはいえ、せっかく高知まで行くのだから、ちょっとだけまじめに「日本の森林」を見学して、日本の林業や私達・建築業界の理想の未来を考えてきました。バスは高知県北部、嶺北地方の森林に着きました。
 上の写真を見て下さい。
皆さん、この森林を見てどう思われますか?
杉の人工林ですがちょうど真ん中を境にして森の植生(木や草の生え方)が
右と左ではガラッと違っているでしょう。
なぜなんでしょう?
どちらが生きた森だと思いますか。
森の左側は、・・・
間伐がきちっと行われている森です。
太陽光が充分差込んでいるので、下層部に草木が生き生きと成長し山肌にしっかり根を張っています。雨が時間をかけてゆっくりと地面にしみ込んで行き、ミネラル・栄養を充分蓄えた水が、沢や川へと流れ込むため微生物や小動物がしっかり育ちます。
上層部の杉の木は、充分な光を受けて成長し、強い木になります。これが生きた森です。
かたや森の右側は、間伐が行われていない森。日差しがなく下草が生えない。山肌がむき出しに なっているため、雨水が留まることなく流れるので、地面に栄養がなく生物が育ちません。
杉の木も混み合って充分成長せず、細く、強度も弱く、木材としての価値はありません。 これが死んだ森です。
 森を生かすためにはまず、間伐することが大切です。そのためには私たちが木材(国産材)を使い森林を管理・経営する山主さんに間伐に必要な収入を得てもらうことが必要なのです。
「植える→育てる→伐る→使う」という森林の循環が行われることによって、日本の森林が生きた森になり、生き物の生態系が維持され、自然の環境が守られるのです。私たちはそういう意味からも国産木材を使用した木造住宅を造り、再生していく仕事をしています。
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