テオルボの2〜6弦の音程は、バロックギターの音程と同じです。
同じバロック時代に活躍した仲間なので、当然かもしれない。
低音担当のテオルボと、高音和声担当のバロックギターのペアは、相性抜群。
テオルボに一番左のシールマークと、ギターのシールマークが、
共にハ長調のド(C)の位置です。
つまり、バロックギターの高音側に1本、低音側に8本付け足した感じ。
と言うことは・・・バロックギターの曲を、テオルボでも弾けるってこと?
相変わらず、初心者にふさわしい、無謀なことをやってみたら・・・弾けた!
あ、でも1弦目がーーー
じゃま!
い〜いところで、ひっかかる。
ギターの1弦目はメロディーを弾き易くするためか、単弦になっており、
当然、弾く指の動きは、他の弦に比べて激しい。
う〜ん、何でもう一本増やしたんだろう?
弾き進めていくうちに、ちょっと疲れてきた。
より低音を出すために、楽器のサイズが大きくなってきたテオルボ。
押さえようにも小指が短くて、押さえられないところが出てきた。
で、ふと小指の拡張をやめて、1弦をひいてみたら、あらら〜、
ちょうど欲しかった音になってる!
そうなんだ、『指が届かないから、高音に一本つけて』ってきっと誰かが、
多分、わがままな貴族のお姫様あたりが、楽器製作者に無理言って作らせたんだ!!
きっとそうよ〜!
・・・多分違う。でも、私の妄想は止まらない。

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