男子たるもの誰しもが幼少の頃、怪獣のオモチャを手にし
怪獣同士や怪獣とヒーローを決闘させて遊んだ経験があるはずです。
俺自身もガキの頃、オモチャの怪獣でのゴッコ遊びといえど、
妄想の中で怪獣が(自分)町を破壊させストレスを解消したり、
ヒーロー(これまた自分)を登場させ怪獣を徹底的に叩きのめすことで
子供ながらにも対人関係のウサを晴らしたりしたもんです。
俺はガキの頃からアニメより特撮派で、特撮に一縷の望みを持っていました。
「実際に日本のどこかでは怪獣による惨劇が起きている」と信じて
恐怖に戦慄いていました。
人間になりすましたり、身体のサイズを自在に変えて侵入してくる
卑怯者タイプの宇宙人の類いは本当に怖かったので、それよりも
町を歩くだけで人や車を踏みつけてしまい、身体の向きを変えるだけで
ビルや電線の鉄塔を破壊してしまうちょっと迷惑な怪獣が大好きでした。
だからガキの頃は怪獣ソフビは沢山もっていました。
俺のガキの頃のソフビはというと、造型や着色に何のこだわりもなく
特撮映画や特撮テレビ番組で暴れまわっていた怪獣と比べると、
『どこか似てる?』けど『なんか違う!』という程度。
まあそれでもガキの俺の脳ミソを妄想させるには十分でした。
そんなワケで今でもソフビやフィギュアの類いは大好きだったりするワケなんですが、
俺はジブリ好きの昭和派ではないので、当時モノの高価なブルマァクのソフビを
集めてレトロに走ってるワケではありません。
ホーロー看板を飾りたおした部屋でオリジナルブルマァクのソフビが○万円した!と
自慢するのも有りだとは思いますが・・。
今のソフビやフィギュアはそれは造型も着色もすばらしく
ディテールにこだわりまくっていて、白黒の特撮番組や映画に出てきていた
怪獣やモンスターの色彩もカラーで再現されていたりするんですが、違和感がなく、
動き出すんじゃないか!?と思えてくるモノが沢山あります。
そんなリアルなフィギュアを眺めていて頭をかけめぐるのは妄想ではなく
自分が特撮映画や特撮番組を観て記憶している印象的なシーンだったりします。
今のフィギュアはあまりにも忠実に再現されているので
脳味噌が暴走して妄想することが出来ない!
美少女アニメ系フィギュアファンの人はガレージキットや完成品に手を加え
改造することによって妄想して楽しんでるようですが
俺は美少女アニメ系フィギュアファンでもないし。
というより、大人なんだからそんな妄想して楽しんだりしないワケなんですが、
リアルなフィギュアを集めてみても何かモノ足りないんです。
やっぱ俺はどこかうさん臭さがあるパッチモンが好き!パチ怪獣が好きだ〜!
ってなワケでリアルタイプなバンダイやビリケン(ガレキなので作れないけど)より
マーミットが好き!ということで
『どこか似てる?』けど『なんか違う!』というソフビを買ってました。
そんな時に出会ったのが『RUMBLE MONSTERS』でした。
つづく・

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