■ウィスマン氏が日本代表HCに正式就任=男子バスケ■
日本バスケットボール協会は23日、都内で記者会見を行い、今年度から男子日本代表の新ヘッドコーチ(HC)に、日本リーグ(JBL)でリンク栃木を日本一に導いたトーマス・ウィスマン氏が正式に就任したと発表した。
選考理由について萩原伸浩強化部長は、「代表強化を中長期的なプランで実行でき、専任コーチとして携われる人物」と説明。また、今後の目標を2012年のロンドン五輪、14年の世界選手権(スペイン)への出場権獲得と掲げた。
会見に出席したウィスマンHCは、今年の活動を「(以前のように日本が)アジアの中で権威を持つチーム」になるための準備期間と設定。結果よりも代表強化のプロセスを重視していく意向を示した。また「若い世代とも協力しながら、発展するプログラムを作りたい」と、日本のレベル向上のために、シニアだけでなくジュニアカテゴリーに関してもアドバイザーとして強化に携わっていく。
今年度の男子代表の活動は、5月初旬に候補選手を招集し強化合宿を行う予定。その後は7、8月の国際トーナメントなどを経て、11月のアジア大会(中国・広州)に臨む。
また、先日リーグ統合の覚書を交わし日本協会への登録が可能になったbjリーグの選手に関しては、登録の承認が下りていないため、今回の代表に選ばれる可能性は低い。
[ スポーツナビ 2010年4月23日 19:16 ]
■まずアジアで上のレベルに バスケ男、ウィスマン監督■
バスケットボール男子の日本代表監督に就任したトーマス・ウィスマン氏(61)が23日、東京都内で記者会見し「大変な挑戦だが、期待に沿うよう努力する。まずアジアの中で高いレベルに行けることを目標にしたい」と、昨年のアジア選手権で史上最低の10位に終わった日本代表の立て直しを目指す。
米国人のウィスマン氏は日本を含めて国際的に豊富な指導歴があり、今季は日本リーグのリンク栃木を初優勝に導いた。再建に向けて「栃木のようにコートを走り切るスタイルが基盤。長身選手の強化にも力を入れる」とプランを語った。
2014年の世界選手権出場が大きな目標で、契約は複数年となる。代表選手は選考中。リンク栃木所属で米プロのNBA経験のある田臥勇太を選出するかどうかについては「日本でもトップレベルの選手ではある。今回の代表では長期間活躍できる選手を選びたい」と話すにとどまった。
[ 共同通信 2010年4月23日 18:52 ]
■ウィスマン新監督、再建に意欲=バスケット男子代表■
バスケットボール男子の日本代表監督に決まった米国人のトーマス・ウィスマン氏(61)が23日、都内で就任記者会見を行った。今季、日本リーグのリンク栃木を優勝に導いた同監督は「現在日本は満足できる順位にはいない。今年を準備期間としてアジアにおいて以前のような権威ある順位に上昇させていきたい」と抱負を述べた。
日本男子は昨年8月のアジア選手権で史上最低の10位に終わり、2年後のロンドン五輪を目指して再出発する。同監督は「走るチーム」をコンセプトとして掲げ、「栃木のチームスタイルを進化させていきたい」と語った。
同監督は英国、香港などで代表監督を歴任。栃木では昨季途中に助監督から昇格した。日本バスケットボール協会との契約は原則2014年の世界選手権までで、ジュニア代表の強化にも加わっていく。

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