「ボブマーリーに☆ラブ注入〜2009・1・29,2・4〜」
アフリカ
週末開かれる
「族★マーケット
」に間に合わせるため、
ほとんどバスの通らない南部の道のりはローリーに乗せて貰って移動することにしました。
なんとかローリーを捕まえ,
手前の村のカヤフールまで乗せてもらえることに
もちろん代金はしっかりたっぷり払っております
荷台に乗せられ、すがすがしい天気と流れていく風景。
ちょっとお尻が痛いけど、なかなか快適じゃん♪
・・・と、思ってたのも束の間

。
とりあえず順番にお話しましょう
まず、数時間後ある村に到着
ちょっと買い物があると言って立ち寄ったのですが、
その買い物とは
なんと
「
牛
」
う、うしっすか
まあいいんだけど〜、そうなると〜
私達はどこに乗るの

??
さっきまで私たちの指定席だった荷台は今や牛

でいっぱいです(笑)
私達の席を牛が奪ってゆく〜
実は牛を買うから私たちの席がなくなるのをうっかり(!)忘れてたらしく、
助手席の男の子をお家芸の荷台の柵の上に乗せ、
私達は
1.5人用の席にむりやり3人乗せられる事に
とにかく
せ、せまい!
これから何時間もこの状態かと思うとたまったもんではありません
それから走ること十数時間

途中でパンクしたり、道を間違ったりと、気がついたらもう真夜中です
座る場所によって辛さが変わるので、交代で席順を変わっていたのですが、
夜中になりだんだん眠たくなってきたドライバーが、
自分の横に座った人にどんどん要求を出してきました。
「おい、眠たくなるから何か話せ!」
しかしお互いそんなに英語もうまくないし、共通の話題もそんなにありません
私たちが日本語で話してると、
「おい!日本語で話すな!英語で話せ!!」
自分だって現地人と英語で話してないくせに〜

この要求はつまり自分と話せ、眠気覚ましにという事なのです。
しか〜し、
数日間ローリーの中で国境越えをし、
次の日は夜中の2時くらいには起きて出発して
今またローリーにぎゅうぎゅう詰めに乗ってる私たちには、
英語で話す気力も起きてるだけの余裕ももうありません




それでも、あまりにもうるさいので
「じゃあ歌でも歌うのはどう?」
と提案すると
「おお、いいな!歌え歌え♪」
というので最初は英語の歌を歌っていたのですが、
そうそう英語の歌をアカペラで歌えるものではありません
次第に日本語の歌を歌いだすと
「俺は日本語は分からない!英語の歌を歌うんだ!!」
と、怒りだしました。
ええ〜
っていうか、一応うちら客なんですけど・・

。
お金

も余分に払ってるし、政府通してないから丸儲け

してるはずでしょー

。
と、思うけれども、
こんな所で降ろされたらたまったものじゃありません
それこそ死を意味します

問題のドライバー
仕方なしに適当に歌っていると
「そうだ!俺はボブマーリーが好きなんだ

よし、お前
ボブマーリーを歌え!」
と、更に高い要求が返ってきました
ボブマーリー=
ラスタマン
「ラスタ」といえば、ジャマイカを思い浮かべる人が多いのではないのでしょうか?
もちろんボブマーリーはジャマイカの人だけど、
ボブマーリーで知られるラスタファリニズムはもともと
エチオピアと深い関わりがあるのです!
後日私も行ったんだけど、エチオピアには
「ラスタ村」と呼ばれるシャシャマネという村があります。
ラスタ村
やっぱりボブマーリーが好き
絵描きのおぢさん。かっこいい〜
オーブ(?)がいっぱいのラスタマンの集会所
最後の晩餐・ドレッドバージョン(笑)
パパ(村長)と
何故かひげの生えているママ
色々黒い噂も多いんだけど(笑)、ラスタ一色のこの村
たまたま行った日の週末がボブマーリーの誕生日

と言う事で夜通しパーティーがあると誘われたけど、さすがに何もする事もなく長居する気がしなかったので断りました
ちょっと見てみたかったけど

と、まあ話が脱線してしまったけど、
そんな訳でボブマーリーが大のお気に入りの彼。
この
疲労困憊
&空腹(理由は後ほど別の章で
)&真夜中
と三拍子が揃った中、
彼のご機嫌をとるしかない私達は一晩中ボブマーリーを歌わされるのでした
"Don't worry about a thing,'Cause every little thing gonna be all right."
・・・本当に
every little thing gonna be all rightと行くのだろうか。
先行き不安



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