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こどももわりと考えてるのね

2013/8/12 | 投稿者: たけぽん

小学二年生の娘。最近になって急に、いろんな漫画や本を読むようになってきました。

まだ漢字もろくに読めないからルビがふってあるようなものとか、低学年向けの漫画なのですけども。読むのはいろいろ刺激があるようで。どこがオモシロかっただの、これは本当にある話なのかとか、これはどういう意味なのかとかいろいろと聞いてくるようになってきたり。

話していると楽しくもあり、めんどくさくもあり。


そんな折、先日、おいらは名古屋に出張に行ってきました。3日間くらいの出張。帰ってきてからかみさんに、出張中に何か変わりはなかったかと聞いたところ、娘がアニメのクレヨンしんちゃんで怖い話を見たらしく、そのせいでこの二日怖がって寝付かなくて、昨日怒ってしまったとか云々。

へー、怖い話ねぇ。夏だねぇ。

とか思いながら、夜。


23時くらいに娘が、ふらりと部屋にやってきて「眠れない」と。

あー、そういえば、そんなこと言ってたなぁと思い出しつつ、
「クレヨンしんちゃんで怖い話があったんやって? そんな怖かったん?」
と聞いたところ。


娘「父ちゃん、呪いのクレヨンってホントにあるの?」

と。

父「なんだそれ?」
娘「そのクレヨンにさわっちゃうと、人を殺しちゃうクレヨンで(以下説明)」
父「へー、クレヨンしんちゃんでそんな話があるんだねぇ」
娘「それ見てから、いつ呪いのクレヨンが出てくるか怖くて寝られんの」
父「そっかぁー。まぁ、それは怖い作り話だよ。夏になると、そうやって怖い話をやることが多いんだよ。だから安心しな。」
娘「でも、呪いのクレヨンが出てきて、触っちゃったら、自分の意思と関係なく勝手に絵をかいて、その絵に描かれた人は死ぬんだよ。」
父「ほほう。その呪いってのは、何の呪いなんだろな。普通、呪うってのは、誰かを許せない! とか、仕返ししてやる! とかそういう時に使うもんだけどなぁ。誰でもいいような呪いとか、かけるかね普通。」
娘「わかんない。けどヤダ! 怖い!」
父「そうか、そんなに怖かったか。」

娘「許せん。クレヨンしんちゃんは許せん。」
父「ええっ!?」

娘「だって、ドラえもんはそんなことないよ!」
父「なんで急にドラえもん出てきた?」
娘「クレヨンしんちゃんの前にドラえもんがあるの!」
父「あ、そうなんだ。時間が続いてるんだ。なるほど。で、ドラえもんには怖いのがないってこと?」
娘「いや、怖いのが全くないってわけじゃないよ。“どくさいスイッチ”なんか、押すと人が消えちゃうし、のび太は馬鹿だから後先考えなくてどんどん押すし。」
父「のび太は馬鹿と断言しちゃうか。」
娘「馬鹿だよ。学校で0点取るし、いつもすぐドラえもんに頼るし。」
父「まぁ、とはいえ、のび太にはのび太の良いところがあるかもしれんし。」

娘「どこが?」

父「いや、ほら、この間、なんか映画で森の精霊かなんか見えてたやん? それに、のび太は将来、しずかちゃんと結婚できるし、ただのバカなら結婚とか無理っしょ」
娘「うん。」

父「まぁ、ドラえもんは良い話いろいろあるやね。クレヨンしんちゃんは父ちゃんあまり知らないからわからないけど。」
娘「ドラえもんの良い話ってどんなの?」
父「そうだねぇ、父ちゃんはドラえもんが未来に帰る話と、のび太が生まれる過去に行っておばあちゃんに会う話が好きだなぁ。」
娘「“ドラえもんが生まれ変わる日”が好き!」
父「何だそれ。どんな話だっけ。」
娘「ドラえもんが未来に帰ったたら、実はドラえもんが不良品で修理されそうになるんだけど、修理されたらのび太との記憶が消えちゃうってことになって、でのび太とか頑張って助けるの」
父「へぇ、それ知らんわ。でも、のび太いい奴じゃん」
娘「でも、普通は馬鹿なの。それにのび太が馬鹿じゃなかったら、ドラえもんは修理されそうにならなくて済んだし。」
父「のび太が馬鹿じゃなかったら作品の存亡にかかわるがな。とにかく、好きな話があるのはいいことだ。眠れないなら好きな話を思い出せばいいよ。きっと眠くなるから。ほら、はよ布団に戻って寝なさい。」

娘「あ、そうだった! だから、クレヨンしんちゃんは駄目!」
父「駄目て。まぁ、あの番組は昔からいろいろ、尖がってたからねぇ。PTAから子供に見せたくないアニメって言われてたりしたし。」

娘「ドラえもんは、楽しく見られるの。怖いって言っても違うし、いつも楽しいの。でもクレヨンしんちゃんは、いきなりあんな怖い話するなんて許せないよ!」
父「あー。えっと……。楽しい話を見たかったのに、見てみたら怖い話だった。しかも、ものすごく怖かった、期待していたものと違うものを見せられたから、怒っていると?」
娘「そう。許せない! 絶対許さない!」
父「そうかぁ。そこまでインパクトがあったなら、そのお話を考えた人は喜んでるだろうなぁ。」
娘「あの話を考えた人って、最後の文字がいっぱいのところに名前があるの?」
父「あー、クレジットに? あるんじゃないかな、多分」
娘「じゃぁ、その人に、もうあんな怖い話書かないでって言えばいいんだ。」
父「いや、それはなぁ……それに、そういう風に言うと多分喜ぶよ、その人」

娘「な ん で !」

父「まぁおちつけ。ホラーのお話を考える人ってのはね」
娘「ホラーってなに」
父「……ホラーってのは、怖い話のことね。怖い話を考える人ってのは、怖がらせてナンボなわけよ。で、自分の書いたお話で人を怖がらせるのがお仕事なわけよ。だから、怖かった! っていうと、ヤッター! って思うわけね。で、どんどん怖い話考えちゃう。」

娘「じゃぁ、もうその人に話を書かないでくださいって、お願いしよう!」
父「いや、そりゃ、そういうの書くのがお仕事だからなぁ。いや、いつもそういうの書いているとも限らないか。」

娘「とにかく、ドラえもんではそういう怖い話はなくて楽しいの。クレヨンしんちゃんは、その人がお話書くならもう見ない!」
父「えー。」

誰が話書いているかなんて、父ちゃんあんま気にしたことなかったなぁ……。

そう感じた娘との小一時間の会話でした。
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2013/8/14  23:18

投稿者:たけぽん

恐怖とギャグは紙一重。そういう考え方ができるようになったのはホント、わりと大人になってからなんですよねぇ。

親になるまでは、考えも想像もできなかったですけども。子供と話すことはいろんな発見だらけです。ほんと。
子供って、下手すると大人よりも長い時間かけて作品について考察してんですよね。

2013/8/12  12:42

投稿者:神田我無

ええ話や。 良くも悪しくも「子供心にインパクトがあってそれについて考える」ってのは大事ですね。
怖い話 という感情を覚えたのは成長の過程の中で結構重要なのではないでしょうか。
以前アタシは「子供のころ見ていたゴジラの怖い夢は、実はテレビで初見の初代ゴジラの場面そのままだったと大人になって気づいた」という投稿をしたことがありますが
他にもあって、小学生のころに読んだ怪人怪獣図鑑の「蛇女」とか「ドラキュラ」とか「半漁人」とか映画の中のキャラが現実とごっちゃになって、暗闇が怖かったこともあったなー
ま、それが今現在、ハマープロダクションの恐怖映画を発掘しまくっているのにつながっているんですけどね。(あ〜今度金星ガニの映画買わなきゃ)
ソ連映画「妖婆死棺の呪い(魔女伝説ヴィー)」なんて、40年前の中学の時に日曜昼のテレビで1回見ただけなのに心に残っていて、
今年になってテレビそのままの吹き替え版を探し出して見た時には恐怖と懐かしさで感涙モノでした。
(「恐怖とギャグは紙一重という楳図かずおさんの本質を実感しました)

「センス・オブ・ワンダー」を感じたのはしっかりたけぽんの遺伝子を引き継いでいるのではないでしょうか?

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