例年より遅かった梅雨明け後は猛暑続き。
特に最近のあまりにも強烈な日差しに、さすがの私も更におとなしく過ごす日々だ。
これまでの夏の楽しみといえば、涼しい場所へのお出かけや、この数年恒例になっていた友人との花火観賞などなど。
そして、時には青春18切符で気まま旅をと、色々考えるだけでもわくわくしていたのに今年はそういう時間がもてないのが残念。
そんな不完全燃焼気味の8月初め「日没後に国際宇宙ステーションが見えるかも」と息子が教えてくれたので、夕涼みがてら空が見渡せる場所へ行くと数組のギャラリーがいてビックリ。
皆ちゃんと調べていて偉い!と感心してしまった。
はたしてうまく見つけられるかしらと心配だったけれど、目を凝らして探したらゆっくり移動しながら星のようにまたたく物体を発見!
ほんの5分ほどだったが宇宙の神秘を感じ、「こちらから見えるのだから、あちらからも日本が見えるよね」と、宇宙飛行士さんとコミュニケーションがとれたような気分になり嬉しさ倍増だ。
おまけに、今年の夏は南東の空に木星と土星が近くに並んで見えるとのことで、帰り道には仲良く並んだ二つの星も観察できてラッキーだった。
ちなみに国際宇宙ステーションは地上から約400q上空を飛行し、1日に地球を16周しているそうだ。
肉眼で観測できるのは明け方と夕方で、観測地点別の日時などが公開されているので色々調べると面白いかも。
いつもと違う夏をどう過ごすか・・・。
不自由な日常でも楽しみを見つけようとしているのは皆同じなのか、ウォーキングやジョギングをする人が増えている。
自宅周辺の公園や庭先の小さなプールで嬉しそうに水遊びをする子どもを見かけ、無邪気な様子がほほえましくて心の中で楽しい夏を過ごしてねと。
この暑さでは日中の近場歩きは無理なので、気分転換に木陰を求めて車で一走りした公園の川べりにはカラフルなテントが並び、親子で川遊びを楽しむ姿に昔を思い出したりも。
ちょっとしたことでも日常に変化が。
私の場合は、宇宙ステーション観察以来夕暮れ時のウォーキングがやみつきに。
時にはドラマチックな夕景に出会えたり星空観察ができたり、適度な運動にもなって日焼けもしないから一石二鳥だ。
連日の猛暑に加えて、一向に終息する気配がないコロナへの不安感もあり、自粛の生活になってしまうのは友人たちも同じのようだ。
「元気で会える日を楽しみに頑張ろうね」と、お互いを励ましながら、いつもと違う夏を乗り切ろうと思っている。