2008/3/20

乙醇(yī chún)  

中国ではよくテレビなどでも環境保護のCMを放映したりしている。日本でも、中国の環境汚染についてはよく報道されるが、中国の一般市民もその深刻さには関心を持っている。(ただ、環境より金儲け・・・に走ってしまう人間がかなり多いことも事実だが・・・)

「乙醇(yī chún)」は「エタノール、エチルアルコール」の事を指す。これはトウモロコシや芋類などから作ることができ、新しい燃料として今、中国でも注目されているようだ。ガソリンに数%〜20%程度の「乙醇」を混ぜても走行でき、車の走行性能もほとんど変わらない。

それで、実は中国の9省でもう既に、8-10%の比率でガソリンに「乙醇」が添加されているらしい。今は国内消費量の約20%、これを2010年までに比率を50%に上げる目標だ。これは世界でも先進的な取り組みなのではないだろうか? 

ただ、トウモロコシの輸出国であった中国が、「乙醇」製造の為にトウモロコシが足りず、このままではトウモロコシ輸入国になってしまうのでは、という危惧もあるという(もし、そんな事態になれば、世界のトウモロコシ、穀物価格は今よりもっと値上がりしてしまうだろう)。やはり、環境より食糧問題の方が先に解決しなければならない事なのだろうか、ああ、難しい問題だ。
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2008/3/22  21:34

投稿者:老板娘

妙子さん
きっとコメント下さるだろうと思って期待していたんです(^^) 妙子さんは、環境問題やバイオに関しては非常に詳しくご存知ですから。

一握りの資本家たちの為に、食料である穀物等がエネルギーに変えられ、食料危機に陥っている地域が世界中でたくさんあると聞きます。環境の為の美しい言葉で飾っていますが、本当にそうなのでしょうか、と疑います。人の命の方が軽視されているのではないでしょうか。ガソリンに適さない品質の悪い食物の方を食用にまわすなど、ここまで社会は狂っているのですね。

なるほど、表面だけを見ていたら、エタノールは環境に良いと・・・、でも生態系全部を見てみると、正常な形が崩され、反対にどんどん悪い方向へといっているのですね。すべてはお金の為・・・で、動いているようです。止まらないのですね。命よりお金・・・という世界に見えるのは私だけですか?

2008/3/22  0:21

投稿者:妙子

食物がガソリンになって使われると環境問題が解決に向かうのでしょうか?
いいえ、事はそんなに簡単ではありませんし、むしろ恐ろしい方向に向かっています。
トウモロコシ、さとうきび、大豆、小麦などのの単一作物を大量に生産するために、連作障害もあって作物が病気になりやすくなり、自ずと遺伝子組み替え作物を栽培することになります。それでもカビが生じたりするとガソリンには適さなくなり、逆にそれが食物に回されることもあると知った時には、驚きの余り、開いた口が塞がりませんでした。
こうしたバイオ作物の栽培には、大量の水が使われるので、その地域では地下水が枯れてきているとも聞きました。

地球上に雨をもたらし、酸素を生み出すことに大きく貢献しているアマゾンの森林が伐採されてる一面には、土地を奪われた貧しい農民が、自分達が食べる為でなく、換金作物としてバイオ作物を栽培してるという破滅的な現実もあります。
世界の一握りの巨大資本によって、経済の論理で生まれたバイオエタノールは、むしろ環境問題を悪化させていると、私は思っています。

日本も休耕田が多くなってますから、そこにバイオ作物を植えたりしないように、お米をしっかり食べたいと思います。
そして、同じバイオエタノールでも、食用油の廃油からできるエネルギーを使うところが、国内でも増えてきています。まだその価格が高いことがネックですが、少しずつでも希望が持てる方向へ進みたいです。
今日はちょっと力が入ってしまいました。

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