2015/10/17

言葉の退化  教室

うちの教室には、幼児や小学生も通ってくれている。そういう子ども達で、習った言語(中国語や英語)が退化していく(つまり、上達しにくい)子がいる。それは、どういう子かというと・・・。

幼児教育によって、もしくは、幼児期の生活環境によって、そのお子さんの語学環境が非常に恵まれていた、という場合。つまり、英語や中国語で生活していた、もしくは、日々の生活の中に英語や中国語の語学環境がかなり整えられていた、という場合、彼ら彼女らは、母国語と同じレベルでコミュニケーションが取れるレベルになる。

ところが、この日本に住んでいる限り、その語学環境を保持続ける事は非常に困難。小学1年生になれば、普通の小学校に通うので(私学も含む)、ぱったりとその語学環境が無くなってしまう。その時、できる限り、その語学環境を維持したいものだけれど、現状は語学教室に通う程度にしか維持はできない(その言語で生活したり、教育を受けたり・・・というのは事実上不可能)。

毎日、その語学環境を与えられていたお子さんが、突然週1回1時間しか、その言語に触れられなくなったとしたら、それはやはり退化していく。例えば、毎日ピアノを1時間練習していた子が、週1回、レッスンの日だけピアノに触るようになったとしたらどうだろう?それと同じ事が言える。

保護者の方が、ご自宅でも、その学習言語で子どもに語りかけてあげる、という努力をすれば、かなり違ってくるのだろうけれど。

例えば、まったく習った事が無いお子さんが、週1回1時間レッスンに来る。これは伸びていく。退化する事はなく、新しい事を吸収して、上達していく。ところが、既に頂点から始まる子というのは、現状維持がまず基本で、そこから年齢に合わせ、どう発展させていってあげるか、という難しい指導内容になる。

日本という国は本当に難しい。語学環境が整っていない為に、折角学んだ言葉も、普段の生活の中ではなかなか使えないから。世界でも特殊なこの言語環境、もう少し、社会的に外国語が普通に通用する状況になってほしいものだ。
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